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着物心


1/21(木)はれ

慈愛プロジェクトの相方、愛ちゃんは、英語のスキルを維持するために
英語で着物のエッセイを書くことにしたんだって。

それに刺激されて、おいらも週一回、着物と自分について
書くことにした。
そのうち、着物屋のサイトにアップしてゆくことになる。
それを、この日記の枠を使って少しずつ書き貯めていくつもり。


「着物心」

子どもの頃の遊びを思い出してみる。
兄の友達グループについて行って、山から筍を採って来て
親に怒られたり。
母親のネグリジェを着て、お姫様ごっこをしたり
鯉のぼりを口から履いて、人魚姫ごっこをしたり。

男の子の遊びも、女の子の遊びも好きだった。

子どもの頃、惹き付けられた大人の持ち物を思い出してみる。
たいていの女の子は、キラキラした物が好きだ。
親戚が真珠の養殖をしていたので、家の宝石箱には真珠玉が
仰山詰まっていた。
いろんな石の指輪やアクセサリーもあった。

光る石に夢中だったのは妹。
細い指にブカブカの指輪をはめて「大人になったら、これが欲しい」
と母におねだりしていた。

私は、桐箪笥を開けて、着物や帯を眺めるのが好きだった。
たとう紙をそっと広げると、色とりどりの花や鳥たちが姿を見せる。
今にも飛び出して来そうなその彩りは、何度眺めても飽きることが
なかった。

絹の手触りの心地よさ、金子の刺繍を指で辿る歓び。

そんな姉妹の嗜好に母は
「二人が大人になった時に、喧嘩にならなくていい」
と笑っていた。

手元に、お寺の境内で撮った写真がある。
(家の隣がお寺だったので、大きな銀杏の木の下やお墓で
 よく遊んでいた。)
妹と私が、着物姿で笑っている。
妹は赤い絣の着物。
私は金銀の花模様の振り袖を着て、飛び跳ねそうな笑みを
浮かべている。
小さな命が、花々に守られているようで胸が熱くなる。

好きなことを仕事にしてゆくことになるとは、当時は思いもしなかった
けれど、写真の中の私はこう言っているような気もする。

「よかったね。」

着物に込められた様々な人々の思いを、珠のような笑顔で照らす、
幼い私。

物心ついた時から着物に心を寄せてきた私は、思春期を迎えると
自分で着物を着るようになってゆく。

つづく


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