神様はつらいよ


4/29(水)はれ

午後、渋谷のユーロスペースへ。
友人たちの勧めで『神々のたそがれ』を観に。
http://www.ivc-tokyo.co.jp/kamigami/

ロシアの巨匠、アレクセイ・ゲルマン監督の遺作。
(あらすじは、サイトから拝借してます。)

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人間が、神になる惑星。

空前絶後、二十一世紀最高傑作
製作期間15年、原作ストルガツキー兄弟(『ストーカー』)、
巨匠アレクセイ・ゲルマンによる不朽不滅のついに遺作、公開。

舞台は、とある惑星の都市アルカナル。地球から800年ほど遅れ
中世ルネッサンス期を迎えているかのようなこの地に
地球から科学者・歴史家らの調査団が派遣された。
しかし彼らが目にしたのは、権力を持った商人たちによる圧政、
殺戮、知的財産の抹殺であり、20年が経過しても文化発展の兆しは
全く見られない。
地球人の1人、ドン・ルマータは、知識と力を持って現れた神のごとき
存在として惑星の人々から崇められていた。
だが、政治に介入することは許されず、ただただ権力者たちによって
繰り広げられる蛮行を傍観するのみであった…。

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以下、ネタバレあり。

カオス×カオスの177分。
白黒の映像の中に、膨大な情報量が詰め込まれていて
最初は字幕を読むことを怠りがちで、物語についていけてなかった。

繰り返される愚行を観ているうちに、アルカナル人、地球人共に
愛おしいと感じるようになっていた。

ラストシーンは「許し」の歌を聴いたような心地がした。
ふっと解き放たれるような。。。
ドン・ルマータは神様をやめて、名もなきアーティストになったように
感じた。

劇中は、混沌の連続で細部分裂を垣間見ているようだったが
始まりと終わりは、一面の雪景色で、墨絵のような静寂さに
包まれていた。
俯瞰すれば、生命体の運動も、雪の中に吸い込まれてゆく。

映画館を出て、渋谷の街を歩きながら、この街もまたカオスなのだと
再認識した。

アルカナル星は千年後、どんな景色なのだろうか。
現在の地球は、文明や文化は爛熟期に入ったものの
殺し合いの連鎖からは抜け出せていない。

20代の頃の自分を思い出した。
地球は他の命を奪って繁栄する食物連鎖(弱肉強食)の仕組みから
抜け出せない。
もっと次元の高い星に生まれ変わりたいと。

今は、この星、この国、この時代に生まれてきたことを
受け入れている。
これから、どんな星、国、時代に生まれてきても
その生を全うするだろうと感じている。

映画は、5/15(金)まで、角川シネマ新宿で追加上映されるそうで。
お時間ある方はどうぞ。。。
http://www.kadokawa-cinema.jp/shinjuku/sp/movie/30304next.html


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