11/6(火)雨
早起きして、電車で西新宿へ。
今日は、芸能花伝舎で終日オーデョション。
2013年2月、シアタートラムで韓国の現代戯曲3作品が上演される。
http://www.tckj.org/index.html2/20(水)19時/2/22(金)19時
『海霧』作=キム・ミンジョン 翻訳=宋美幸 演出=鈴木アツト
2/21(木)19時/2/23(土)14時
『白い桜桃』作=ペ・サムシク 翻訳=木村典子 演出=明神慈
2/23(土)19時/2/24(日)14時
『朝鮮刑事ホン・ユンシク』作=ソン・ギウン 翻訳=青木鉄仁 演出=広田淳一
10:30から受付開始。
11:00から2時間ずつ、ぶっ続けで3作品のオーディションが行われる。
一番手はおいらが演出する『白い桜桃』。
60人近い俳優陣を、前半の1時間で、半分に選抜。
選抜の方法は自己採点。
1.足音がしないで歩けているか(基本)
2.三角廻りができたか(背中のやわらかさ)
3.立ち座りしながら安定した声が出せるか(軸を使えているか)
後半の1時間は台本を使う。
7人グループで、一行ずつ台詞を読みながら
「だるまさんが転んだ」形式できゅっと止まる。
台詞の終わりで止まれない人続出。
足ではなく、下丹田でコントーロールしている人は
難なく止まって、軸を地面に降ろすことができる。
そして、羽が生えたように自由。
最後に「丹田集め」で対戦。
下丹田に手で鼓を打つように「よ~っ」と声を入れて、気合いの対戦。
舞台に立つ覚悟の薄い人は、相手の気に押されてしまう。
この方法だと、即戦力の俳優、
圧倒的な輝きを放っている俳優しか選べない。
あと1時間あれば、この現場に徐々に順応してゆく俳優に
注目することができる。
でも、稽古期間が短いので、即戦力の俳優でないと
上演までもってゆくのは難しい。
制作の太田さんが、最後まで残った俳優とグループ名を
書き留めてくれていた。
ありがとう~ございます。
休憩後、鈴木アツト氏の時間。
女優は歌を歌う役があるため、歌を中心に。
男優は台本を使って、演出の要求をどれだけ汲めるかをチェック。
『海霧』は男優中心の作品なので、男優の熱気ムンムンだった。
広田淳一氏の時間は、たっぷり身体を動かしてから台本を使う。
さすがのおいらも、集中が切れてきた。
3作品すべてを受験している俳優さんが複数いたので
彼らのことをじっくり観察できて、よかった。
鈴木氏、広田氏の進行も興味深かった。
中華料理店に場所を移して、相談会。
どの俳優が欲しいかを、演出家たちが口にする。
いいなと思う俳優は、かぶっている。
俳優の詳細を思い出したいときは
太田さんに聞くと本人の特徴がするする出てくる。
今日のオーディションを振り返りながら、話は尽きない。
ここの海老マヨ、美味し~い!
お酒を勧められたけど、頭使いすぎて頭痛が。。。
なので、デザートの杏仁豆腐を食べてご満悦。
は~、おいら、がんばったな。
いい出逢いがあった。
明日から、全体のキャスティングの構想に入ろう。