旅の準備

6/29(水)くもり

日傘をさしても、アスファルトの照り返しでクラクラする。

新宿駅近くの旅行会社へ。
来月の高知ワークショップの飛行機とお宿の予約と支払いに。
三回続けてがっかりびっくりな不手際があったので
今日はどんな応対なんだろうかと、期待せずに担当者を呼び出した。
すごい早口。
説明の中で微かに謝っていたようだけれど
誠意は感じられなかった。

そういえば、スタッフの誰にも笑顔がなかった。
(全員男性)
華のある人もいなかった。

旅の手配って、感動の切符を渡す仕事だと思うけど。。。

駅から近いから利用したけど
これからはちょっと歩いても微笑みのあるお店に行こう。


ウィンブルドン準々決勝。今日は男子。
接戦だ。
背中を観ていると、男性と女性は違う生き物だなと痛感する。
ユニフォームも
身体の機能を最大限に発揮できるようにデザインされている。

ボールボーイやボールガールたちが、小股で駆け回る姿がおもしろい。
14~15歳の少年少女たちが、この日のために猛特訓して
あこがれの芝コートに立つのだそうよ。
キビキビしてる。


秋公演の衣裳について想いを巡らせる。
男女の違いをはっきりと出したくないのよね。

題名は、候補をいくつか出したけれど、まだしっくりきていない。
じっくりと降りてくるのを待ちながら。。。


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熱中

6/28(火)くもり

蒸し暑いにゃあ。。。
(土佐弁の男性版)

ウィンブルドン準々決勝の試合中。
テニスプレイヤー、シャラポアの打撃時に発する声を聞くのが好き。
野性味溢れる雄叫びのバリエーションで、球の伸びが想像できる。


昨日は、自分の心のひだひだが
牡丹の花びらのように何枚もふわふわと広がって
スプーンのように、何かを受け取れるイメージが出てきた。
たくさんの引き出しがある感じ。


MacBook Air(スーさん)に慣れるため、あちこち触っている。
自分の顔が映ってびっくり。
(そういえば、カメラが付いていた)
初めて鏡を見た生き物並みに驚いた。


去年の今頃すでに夏日で、何も食べられなくなった。
ポカリスエットのみの日々。
プチ断食気分で「腸内の掃除をするぞ」と
未知なる感覚で一週間を過ごした。
後半からはウィダーインゼリーを摂取。
一週間後、お粥から徐々に通常の生活に戻していった。

周りで、プチ断食をしている人が多かったので
流れの中で、自分もそれを味わった。
食べないと、覚醒するのね。
植物みたいに、水と日光だけで生きられるかも
(実際そういう超人がいる)
と想ったりした。

後で友人に「それって熱中症だね」と言われた。
そうだったんだ~。

六月は、ちょうど上半期の疲れが出てくる頃。
梅雨から夏への変わり目で、体調も崩しやすいしね。

(ジャワ舞踊を踊っている友人は、踊った後
 華麗な衣裳のまま、水をごくごく、お皿の塩をぺろっとなめていた)

今年は水分、塩分まめに補給してるから大丈夫。
日傘や帽子も持ち歩いてる。
みなさんも気をつけて下さいね。


皮膚呼吸


6/27(月)小雨~くもり

昨夜観た『空気人形』の世界に引っ張られて、心身が重い。
負の連鎖の仕組みを美しく描いているけれど
その儚さ、空っぽさに浸っていたい年頃は
卒業したのだなと実感したり。

若く、不安だった頃に戻りたいとは思わないし
年を重ねてゆくことによって
心が広がってゆくのを実感して、しみじみとうれしい。


カレー屋、香菜軒へ。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1321/A132102/13004088/

久しぶりに逢う友人とゆったりランチ。
おいしいものを食べると元気になれる。
そして、アラフォーの本音話に花咲かせ。

勇気をもって休むこと。
心の余裕を自覚的に作らないと、きしみが身体にくるからね。
涙が溢れ続ける彼女を、美しいなと感じた。
毛穴が開くと、皮膚呼吸ができて、つやつやになる。

香菜軒の主人、三浦さんは
おいらのブログを毎日読んでくれているそうな。
語り口、テンポがお好きとのこと。
うれしいな。
励みになります!

毎日書くって「生きてます」って
空にのろしを上げている気持ちに近い。


近所の友人夫妻宅で、iBook(マッくん) から
MacBook Air(スーさん) にデータを移し替えてもらった。
WiMAX でどちらもインターネットできるようにもなった。
仕事しやすくなるよ!
まっこと、うれしいちや!(土佐弁)

コピルアックをいただく。
ジャコウネコの身体を通過したコーヒー。
う~ん、ほろ苦さの後に、ほわわ~んと甘い。
おいし~い。
鳥や動物の身体を通過して
種を遠くへ運んでもらう植物の成り立ちに胸が熱くなる。

高知公演の話をしたら
旦那さんが「遊び」に関する考察の資料をプリントアウトしてくれた。
ありがとうございます。
ことばにすると、助けてもらえたり
互いに思わぬ発見があったり、世界が広がる。

そして、演劇という表現方法で、ことばにできないものを体現する。
そのためにも、ことばを大事に発したい。受け取りたい。



からっぽを集める

6/26(日)くもり

たっぷり寝だめした。
お誘いを受けて観に行こうと思っていた公演@千駄木があったけど
昨日の夜の段階で寝る方を選んだ。
(すまぬ。。。)

おいらは、観劇よりも睡眠を選ぶことがよくある。
無理して観に行っても、結局劇中に寝てしまったりするので
周りのお客さんも気が散るだろうし。
(演劇を観るにはエネルギーがいる)


百合の花を花瓶に生けたら、あっという間に蕾が開き始めた。
いい香り。。。


DVDで映画『空気人形』を観た。
監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:業田良家
http://www.kuuki-ningyo.com/index.html

男性が性欲処理で使う空気人形が「心」を得て
世界の成り立ちをひとつひとつ知ってゆく。
そして、恋をして、命のやりとりをすることに。
都会で暮らす孤独な人々の「心の穴」もあちこちで露呈されてゆく。

レンタルビデオ屋でのラブシーン
(と言っていいのか)がすばらしかった。

やがて、彼女は好きになった男の頼み事を受け入れる。
(おいらが想像した頼み事はもっと残酷だったので
 そんな自分に驚いた)
死と再生をくり返す行為の中に立ちのぼるエロスは
地球上で起きているすべての始まりと終わりを
見てしまったように感じられた。


彼女が知り合った老人が諳んじた詩を皆さんにお届けしたい。
吉野弘氏といえば「祝婚歌」を知っている人も多いだろう。
あなたの中に何が浮かぶのか。。。



吉野弘 「生命は」

生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ

花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も  あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも  あるとき
私のための風だったかもしれない


人間の力

6/25(土)くもり~小雨

夕方の早稲田駅周辺をうろうろ。
学生がいっぱい。
桜井昭子さんに声をかけられた。
うれしいな。

目的は同じ。
Space 早稲田へ『12人 ~奇跡の物語~』を観に。

レジナルド・ローズ作の『12人の怒れる男』を脚色・構成したもの。
オリジナルのストーリーはそのままで
俳優の背景が現代の日本に置き換えられている。

原作はアメリカのテレビドラマから映画化され
密室劇の金字塔といわれている。
監督:シドニー・ルメット
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/12ANGRY%20MEN.htm

演劇公演としても数多く上演され、観客が陪審員の番号で
「何号は誰がどう演じるか楽しみだ」と上演前に話している。
(歌舞伎やオペラの楽しみ方のように)

脚色・翻訳・演出の小川絵梨子さんの本が素晴らしかった。

被告である父親を殺した18歳の少年は
原作ではスラム街で暮らし、父や仲間から常に暴力を受けている。
今作は、被告は24歳の引きこもりで
医者の父親に「人生の汚点だ」と罵倒され続けている。
自分を否定され続ける環境に身を置いていることは同じだ。

原作では、出演者が全員男性。
今作は女性が5人を占めることによって
自分の考えが変わる瞬間に説得力が増したし
殺伐とした状況に、水のように染み込んでゆく優しさが
救いをもたらしてくれた。

たったひとりで無罪を主張する8号は、二枚目エリートではなく
弱者の匂いを醸し出す寺十吾氏が演じることによって
内なる強さが際立っていた。

うちのメンバーの日下部は10号を務めていた。
(実は、映画ではこの役が自爆してゆく過程に違和感を感じていた)
差別意識の塊の役割を担っている中、前半ではうまく押さえていたので
10号の背景を想像することができた。

上演後、桜井昭子さんとご主人さん、山森信太郎氏らと感想を共有。
(山森信太郎氏は桜井昭子さんと共に
 去年の『冬の穴』公演でしっかり作品を支えてくれた)

日下部が出てきたので、談笑。
やはり、10号の役の触れ幅が大きくなっていることに話が集まった。
稽古中も、皆でよく討論したそうな。
12人の俳優たちが舞台にいると
ほとんど背中で表情を観ることができない人もでてくるけれど
12人の呼吸が澱むことなく影響し合っているのが肌で感じられた。

いい稽古場だったんだな。

日下部は
「大作に挑戦できて
 いろんな背景の俳優さんたちと組めて
 役者冥利につきます」
と言っていた。

脚色・翻訳・演出の小川絵梨子さんとお話しした。
リスのように可愛らしくて、パワフルなお方だった。
これからも海外の作品を自分の手で翻訳して
上演してゆくんだろうな。
彼女の深く、やさしいまなざしに包まれた作品にまた出逢いたい。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/


「明神先輩」
と声をかけられてびっくり!
「歌舞研の後輩の柳内です!すし屋でお米を演じていた!」
「なんか見たことあるって思ってたの~」

11号を演じていた柳内佑介氏は
学生時代所属していた歌舞伎・舞踊研究会のずいぶん下の後輩で
『義経千本桜-すし屋の段-』の公演の際
OGとして指導に行ったことがあった。
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_04_36.html

控えめな態度からふつふつと溢れるエネルギーに目が離せなかった。
誠実なことばが矢のようにしっかり刺さり、深く心に残った。

帰りながらお互いの近況を話した。
最近、歌舞研のお手伝いに行ってないな。。。
うれしい再会。
彼も地道にやっていたのね。

世の中が不景気になったときも、震災が起きたときも確信したのは
こんな時代だからこそ、自分の心に従って生きようってこと。

人間は、すべての感情を備えている。
それをどう使って生きるかの環境も選ぶことができる。
その感情に真摯に向き合って再構築してゆく現場にいたい。

経験によって備えてしまった先入観を取り払って
世界を再構築する作業をしたい。

そのためには、心身が健康であること。
日々の生活を大事に、自分を大事にすることとつながっている。


水の話


6/24(金)はれ

今、一番心地よいときは、食器を洗うとき。
水に触れ、その流れの中で、陶器(土)をなでる。
水の流れに、神を感じる。
(祈らなくても、大きな何かと繋がっている)

東北の人たちは、震災の津波で行方不明になった人々のことを
「もってがれだ」(もっていかれた)
と言うのだそうな。

水の話は
根津の仕掛人、『ガラスの仮面』贔屓の鈴木喜文氏と語ることが多い。
彼が敬愛する細野晴臣氏の日記(3/21)はこちらから。
あの地から湧くような低音を想像しながら読んでみてね。
http://dwww-grumbler.sblo.jp/article/43936892.html


赤羽橋のカフェで、ENBUゼミ生のあずちゃんと話した。
笑顔と芯の強さが胸に残り、もう一度逢ってみたかった。
うちの公演のお手伝いをしてくれることに。
出逢いがつながってゆくのがうれしい。


帰り道、女優のタリンさんに偶然遭遇。
一年ぶりの再会にしっかとハグ。
エロスと母性を併せ持つお方。


せんがわ劇場へ。
リクウズルーム『剥ガレオチテ』を観に。
http://reqoo-zoo-room.jp/
http://kawasaki-ac.jp/th/cs/reqoo/interview/

安心して観れる演劇は
全体の5%を占める圧倒的なカタルシスのために
95%の説明や、流れ、様々な模様を組み立てるけれど
演出家、佐々木透氏の世界は
95%のカタルシスを常に俳優が、その存在で体現している。
あとの5%は、潮が引くような余白を観客に与えてくれる。
爽快だった。
そして、いろんなインスピレーションを得た。

彼は2001年にポかリン記憶舎公演に出演してくれたことがある。
その話はまた今度。。。

圧倒的な存在感といえば、笠井里美嬢。
昨年の『冬の穴』公演では、ツヤツヤ光る妊婦役を務めてくれた。
彼女は全身から光を放ち、観る人すべての心に火を灯す。
赤ちゃんがもっている力に似てるかも。
彼女が所属している劇団
ひょっとこ乱舞の主宰、広田淳一氏も瞳キラキラ。
http://hyottoko.sub.jp/

帰り道は、ひょっとこ乱舞の渡辺圭一氏と話しながら。
中性的な魅力をもった、今後が楽しみな俳優さん。
ベイスターズ時代、ガニ股打法を開発した種田選手のことを聞いた。
さっそく画像で観察。
http://www.youtube.com/watch?v=UHRJ6uYu9Cs

腰を落とすと、重心が落ちて安定するし
膝に余裕ができるから、バネの力が増して飛距離が伸びるだろうな。


今日はいろんな人に逢って話して、わくわくしたな。
ひとり想いを巡らせる時間も大事だけど
作品に触れたり、人と話すと
一気に具体的なシーンが浮かび上がってくる。


相棒


6/23(木)くもり

アゲハチョウがひらひら。
今年初めて見た。
アゲハチョウの幼虫は、柑橘類の葉っぱが好き。

神社の入口で、工事中のお兄さんたちがガリガリ君を食べている。
神社は、風が通るから好き。(神は風に宿るとも)
木がいっぱいあるし、水もある。土を踏むこともできる。


銀座のApple Storeへ。
MacBook Air 11インチを買いに。
持ち歩いて楽なノーパソがずっと欲しかったの。

う、、、、薄い。
っていうか、軽い!
1kgだよ~。

お兄さんが勧めてくれたので、プリンターも購入。
3年保障のサポートにも入った。
今度、使い方のワークショップにも行ってみようっと。

木村屋に寄りたくなったけど、直帰。


WiMAXのルータに接続。
これで、外出中もブログのアップができるわ。

今月いっぱいは、iBook(マッくん)と併用。
マッくんは、この5年、一度も機嫌を損ねなかった。
これからもDVD観るときに頼ります。


あれは20世紀末。。。

携帯電話を持ちたくなくて、うちのメンバーに怒られたり
(携帯しても、着信に気づかなくて怒られたり)
パソコンが家に来たとき、画面の明るさに思わず眼を閉じてしまい
設定を手伝ってくれたメンバーにムッとされた日々が懐かしい。

2011年の夏が始まる。
スーさん(と名付けた)と一緒にいろんな処に行くぞ。
(名前をつけると、無くさない)





背中に翼がある人

6/22(水)夏至

扇風機を使い始めた。
暑い方が調子がいい。
夏生まれだし!

夏に出産するお母さん
大変だけど、夏が好きな子に育ちますよ!

調子に乗りすぎないよう、ポカリスエットを購入。
水分と塩分をまめに採りましょう。。。


マルチ・アーティストの飯田茂実氏と電話で話した。
海外に行きっぱなしだと思っていたら
今、仙台で東北の人たちと作品創ってるんだって。

「観に来てね」

身体ひとつで世界中に飛んでゆき
現地の人たちと創作活動をする飯田氏。
(動物に例えると、ペガサス)
ドキュメンタリー・ダンス・シアターと銘打って
被災地からの声をうねりに仕上げてゆく。
来月から、創り上げた作品と共に東北四県を公演で廻るそうな。
その日の稽古場も決まってないような環境の中
歩みを進める飯田氏たち。
http://shaman-art.sblo.jp/category/977902-1.html
http://nonotobira.typepad.jp/iida2011/


七月は、こちらも各所でワークショップがあって
東北に行けそうにない。
残念なり。。。

誰もが見たくないものを抱えている。
若いときは特にね。
彼は、ダンサーやパフォーマーに、それを見つめる作業を求める。
それは、自分を守っている鎧を脱ぐことでもあるので
脱げないパフォーマーたちは、もがき苦しむ姿を晒すことになる。
それは、演じる側も、観ている観客たちも辛い。
その姿は、人の真の姿とも言える。

ドキュメンタリーの要素が強いと
本人そのものが、傷も含めて露呈されることになる。

おいらは、作品に昇華した状態で「見えないもの」を体現してゆくので
彼とは真逆の世界観かもしれない。

根っこにシンパシーを感じるので
彼の行方は気になるし、応援してます。

オクラの実は天に向かって伸びる


6/21(火)くもり

オクラの実が食べ頃になったので、収穫。
納豆そばにのせて食べた。
おいし~い。

漫画『聖☆おにいさん』を再読中。
キリストとブッダが立川のアパートでバカンスの日々を送っている。
http://morningmanga.com/lineup/25

大事なものを守ろうとして攻撃してしまうキリストの弟子たちや
悟ったはずのブッダがキレる場面もある。
それがなんともいえない気持ちになると共に愛しい。


うちのメンバーの日下部から
「今週末までの公演観にきてください」
とメールが。
現在、Space 早稲田にて客演中。
いつもなら初日に観に行って感想を言うのだけれど
延ばし延ばしにしてた。
すまぬ。。。

6/19(日)~26(日)@Space 早稲田
『12人 ~奇跡の物語~』

原作/レジナルド・ローズ『12人の怒れる男』
脚色・翻訳・演出/小川絵梨子

キャスト
寺十吾・中原和宏・日下部そう・高橋卓爾・福井利之・加地竜也
柳内佑介・絹川友梨・末次美沙緒・小林麻子・伊藤弘子・小出奈央

仔細 http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/


『12人 ~奇跡の物語~』は
レジナルド・ローズ作の『12人の怒れる男』を脚色・構成したもの。
オリジナルのストーリーはそのままですが
設定は現代の日本に置き換え上演します。

俳優陣も多彩な面々が集まってます。
陪審員たちの心の動きを、間近でお楽しみ下さい。



二十歳の情熱

6/20(月)はれ~くもり

利根川を越えて、取手駅に初めて降りた。
茨城県だ。。。
駅の軒先にツバメの巣が。
雛たちのくちばしがずら~り。

東京芸術大学の取手校舎へ学バスで向かう。
寺内亜矢子さんが担当するパフォーマンスの授業の
後半を担うことになった。
今日は授業開始日なので、亜矢子さんと一緒。

空は広いし、植物たちのエネルギーが圧倒的。
学内の敷地もゆったり。

フローリングの教室に運動着で裸足の学生たちが待っていた。
おいらは見学。

身体の感覚を開いて、じっくりストレッチをして
今日の課題に取り組んでゆく。
(女子は身体がやわらかいけど、男子は苦戦している)

鶯の囀りに心躍らせ、学生たちの笑顔にほっこり。
学生時代の実技の授業を想い出したり。。。

亜矢子さんの凛とした佇まいにうっとり。
語りかけが明晰で客観的で、慈愛に満ちあふれている。

一年生の時にパフォーマンスの授業をとった面々が
二年生になって再集合。よって、やる気いっぱい。
他者を観察し、自分を客観視し
互いの成長をことばにし合える、いい現場だ。

今日の授業の中に、パフォーマンスのすべての要素が詰まっていた。
おいらも初心に帰る心持ちで、よい時間だった。

「この身体からは1mmも出てゆくことはできない」
と亜矢子さん。

自分の身体と、どう向き合うか。
創り手がまず真摯に取り組むべきことだとしみじみ感じた。

亜矢子さんはソロパフォーマンスをじっくり完成に導き
おいらはグループでのパフォーマンスを担当することになっている。
来月が楽しみだな。


帰りの電車にゆられて脱力。。。
亜矢子さんは、先週末に『天守物語』の初日が開けたばかり。
毎週末、静岡で公演に出演して、東京に戻ってくる忙しい日々。

<ふじのくに せかい演劇祭2011>
http://www.spac.or.jp/11_fujinokuni/castletower

海外のカンパニーが原発の影響で来日を取りやめたり
作品を変更する中、コロンビアの演出家、オマール・ポラス氏は
ひとりで来日し、日本人俳優と十日間で作品を創るそうな。
http://www.spac.or.jp/11_fujinokuni/fragments
しびれる~!

ポラス氏たちの挑戦、ぜひ見届けていただきたく。


三人分生きる


6/19(日)くもり

今日は寝だめの日。
世の中は父の日。

友人の依里ちゃんが三人目の赤ちゃんを産んだ。
おめでとう~!

依里ちゃんは三姉妹の末っ子。
去年の11月公演『冬の穴』のとき
妊娠している状態で観にきてくれた。

「しばらく観にこれなくなるけど」
と、微笑んでいた依里ちゃん。

依里ちゃんのお母さんが言ってたそうな。
「私は三人分生きることができた。三人の娘を育てながら。」
って。

感動した~。
ひとりひとりの命、個性を尊重して
楽しんで生きている人のことばだ。
依里ちゃんも、子ども三人欲しいって言ってて、それを実現した。
もちろん、旦那さんの支えがあってこそ。

今、赤ちゃんがことばを発するまでに
どうやって気持ちを伝えるのかに興味があって。
ことばを発語して、発達してゆく段階も知りたい。
(秋公演で、新しいことばを創ってゆくので)

親になると、小さな命が人になってゆく様を間近で追体験できるのね。
小さな命を守るのは親や、周りの大人の役目。
守りながら
小さい頃、そうやって自分が守られていたことを追体験する。

折りをみて、依里ちゃんちに遊びに行きたいな。


包み込む

6/18(土)くもり~雨

時が満ちたのを実感できるときって、めっちゃ幸せ。
霧の中を歩いているようでも
それが晴れるときが来ると知っているから
ジタバタせず、歩いてゆける。


DVDで映画『やわらかい手』を観た。

監督:サム・ガルバルスキ
原案・脚本:フィリップ・ブラスバン
http://www.crest-inter.co.jp/irina-palm/

平凡な中年主婦マギーが、孫の命を救うため
一大決心をして風俗店で働き始める。
戸惑いながらも一心に仕事に励むマギー。
その一途な力が、人々の心の扉を開けてゆくことになる。

様々なシーンで人々を包み込むマギーの母性に、感動。。。
息子の「母は聖母であってほしい」という願い=怒りから
母の勇気ある行動を受け入れる瞬間にぐっときた。

台詞が少なくて簡潔で、人物ひとりひとりの感情を想像できる。
マギー役のマリアンヌ・フェイスフルの芯の強さや
美しくなってゆく姿
崖っぷちに立ったときに発したユーモアにもしびれた。
店主のミキ・マイノロヴィッチが変化してゆく様もぐっとくる。

ラストシーンは
自分の仕事に誇りをもって打ち込んだマギーが
誰の胸にたどり着くのか。。。
観て確かめて下さいね。

ドイツの監督のコーナーにあります。

大人の手法

6/17(金)十六夜

お灸を据えられた経験、ありますか?
ある人は、お仕置きとして?
若い方々はイメージ湧かないかもしれないけど
皮膚の上に百草を乗せて、火をつけるんです!


子どもの頃の熱くて痛かった想い出の中の
上位に位置するのがお灸事件。
小学校に上がるか上がらないかの頃。
縁側で祖母が近所のおばばと談笑していた。

「やっちゃん、背中に馬、描いちゃおか?」
「馬?描いて描いて。」

絵を描くのが好きだったおいらは、何の疑いもなく身体を預けた。
そして、おばばたちに押さえられて、お灸を据えられた。
熱くて痛くて大泣きした。

その記憶は

騙された
熱くて痛かった
逃れられなかった

などが混ざっている。

友人とお灸の話で盛り上がったときに、大人たちの背景が見えてきた。

友「私もお灸、据えられたよ。
  親指をおじいちゃんにぎゅっと掴まれて。
  関節の真上に。泣いても絶対放してくれなかった。」
みょ「熱~っ。」
友「みょ~ちゃんの顔色が悪かったから
  体温上げるためにお灸据えたんだろうね。
  大人が使う手だよね。」

そうだったのね。
祖母たちは心配してくれていたのね。。。
あの人たち、泣き叫ぶおいらの上で楽しそうだったよ。
(辛抱させる意味での躾だったかもしれないけど)

感謝の気持ちと「これで風邪ひかないよ」と
ひとこと言ってほしかった気持ちと。
まあ
「君のことを思って」
って言わないのが大人なのかもね。


美しい人々


6/16(木)満月は雲の上に

泰山木の花を遠くから眺めている。
近くで愛でたいな。。。

気分がもったりしているので、淡々とした映画を観ようとDVDを再生。
ダンサーの横顔から始まった。
あ、間違えた
さっと一時停止を押したけど
天からのサインかも
と思い直して、その世界に入り込んだ。

『ベジャール、そしてバレエはつづく』
http://www.cetera.co.jp/bbl/top.html

そして、涙があふれていた。

20世紀最大の振付家モーリス・ベジャール。
『ボレロ』はご存知の方も多いのでは。
(むきだしの魂の躍動を体感できる作品)
http://www.youtube.com/watch?v=PQb9x6H3TlE

ベジャールの死後、カンパニー存続が危ぶまれる中
ジル・ロマンがその意志を継ぎ、新作を創ってゆく姿に寄り添ったドキュメンタリー作品。

たくさんの勇気をもらった。
いやいや。
勇気ってもともと自分の中にある。

おいらも創り手なので、感想をつらつらと書くのはやめときます。
ひとことで。

進んでゆく人たちは、美しい!


まごころ

6/15(水)はれ~くもり

今日は肌寒いですね。
ネジ花の緑の蕾がぐんぐん伸びてきたよ。

先週末に捻挫しまして。
気持ちが復活してきたので、文字にしてみました。
(拇指丘と踵に半分ずつ体重を乗せていたけど
 しばらくは拇指丘7割、踵3割で暮らそう)

動けなくなると、街に出る予定を先延ばしにし
友人に勧められていたDVDを借りてみようと
近所のレンタルビデオ屋に通うことになる。
自転車で。

駅の向こう側にある小さなレンタルビデオ屋さん。
オタクっぽいメガネのお兄さんがひとり。
声がいいのよ。。。

おいらは、本やDVDがたくさん並んでいると
くらくらして、探す気力を失う習性がある。
なので、小さい店がいい。

いつもはお兄さんに聞いて、ささっとピックアップしてもらうけど
ここ最近は自分で探して、見つけられなかったときに、聞いている。
今日もお兄さんはすいすいっと探し出してくれた。
コツを聞いてみたら
アメリカとヨーロッパとで置く場所が違うそうな。
「ドイツはこの辺りです。」
へ~~。少しずつ憶えよう。

外に停めた自転車のカゴにカバンを入れたら
花壇の隙間に自転車の鍵が入っても~た!
厚さ4cm、縦60cm、幅250cmくらいの鉄板と、花壇の隙間。
びくともしない。
どどどどどどどどうしよ~!
家に合鍵あるけど、足痛いし。。。

お兄さんに事情を話したら、ささっと状況を把握して
二枚重なっている鉄板を順番に外してくれた。
二人で作業しないと外れないので
おいらも手伝ったけど非力この上ない。
小柄なお兄さんの静かなパワーに感動した。

お礼を言って帰ろうとしたら
「ウェットティッシュを」
と店内へ。
「大丈夫です。」
と言って、自転車の鍵を回していたら
すいっとウェットティッシュを渡してくれた。
「ありがとうございます。」

羽が生えているみたいに軽やかだった。
さりげなさの中に真心が見えたよ。
おいらの心も温かくなったよ~。

いろんなお客さんが「時間」や「物語」を買いにくるお店。
それを見守るお兄さんの人生に幸あれ。。。


来た~っ

6/14(火)くもり

近所の履物屋で夏用の草履を買った。
天(上面)の部分がいぐさなの。
気持ちい~い。

この夏は肌触りの良さで快適さが決まるかも。


カフェで作曲家の木並和彦氏に、作品のことを大まかに伝える。
稽古は、東京で二週間、そして高知に滞在して二週間。
最後の週で装置を仕込んで、週末に公演する。

稽古の後半、一番作品がまとまってくる時期に
おいらや俳優たちが高知にいることが、作曲家としては
なんとも厳しい状態であることを丁寧に説明してくれた木並氏。

ですよね。。。

東京滞在期間で全体の流れを創っておいてほしいと釘を刺された。
今回はきっちりした台本はなしでいくつもりだから
二週間だと半分くらいまでしかできてないだろうな。
プロットをカードにして、全体の並びを説明できるようにしておこう。

韓国公演のときも、海の向こうの木並氏にスカイプで
「こんな音楽作って~」と泣きついたな。。。
この間のカフェ公演のときは
ラストシーンが決まったのが公演の前日。
二つのパターンの音楽を作って
どっちに転んでもいいように準備してくれていた。
うううああありがとうございます。


電話で舞台美術家の杉山至氏に作品のことを話した。
すっと、題名が決まった。

来た来た~~!

そして杉山氏が「イケる」と太鼓判を押してくれた。
おいらもその感触はあったのよ。
杉山氏のひとことがあれば、もう、安心して暴れられる。

またぐっとスイッチ入ったよ!


合図


6/13(月)くもり

昨日、玄関先のオクラの花が可憐に咲いていた。
今日は花が萎んでいる。
一日しか咲かないのね。知らなかった~。

友人宅でおしゃべり。
花の話題で、金木犀の想い出を語り合った。

おいらは。。。
小学一年まで住んでいた家の、近所の電気屋さんちの金木犀。
その金木犀は、三階建てのお店よりもさらに大きく、
木の下を通るときは、日立のCMよろしく
「この~木何の木、気になる気になる~木~」を歌っていた。

秋になると、うっとりするような香りと共に
金木犀の花たちが空から降ってくる。
お星様に出逢えたみたいにうれしくて
近所の子たちと両手を広げて黄金色の花を集めていた。
道一面、黄金色。。。

金木犀の花の寿命は一週間くらい。
友人は、その香りを二回楽しめる方法を知っていた。
蕾が出来始める段階で、「咲く準備できました~」って合図で
一日だけ香るときがあるそうな。
そして、しっかり蕾が育って、花開き始めて、黄金期を迎える。

今年は、金木犀たちの合図をぜひとも察知したい。
近所の金木犀スポットは熟知している。
察知できたら、お知らせしますね。
九月から十月の変り目辺りに。


何を見せたいか


6/12(日)くもり~雨

高知公演美術館ホールの図面を観ながら
装置のイメージや、客席の囲み方を考えている。
雨の音を聴きながら。

舞台上舞台を創る予定。
広い舞台に、客席も作って、客席と舞台を一体化させる。
観るというより、体感する時空間ね。

2005年の『短い声で』公演のときは
真ん中にクジラのオブジェがあって、花道が二つ。
それをサンドイッチで挟むように客席があった。

今回は、かなり身体を動かすことになる。
俳優が動きやすい空間にしたいけど、装置は制限を入れることになる。

2007年の『夜奏』公演のときは
パフォーマーのうねりが命だったので、導線を自由に描けるよう
舞台奥と、天井にしか、装置を仕込まなかった。

この間、マーク・ベッソン氏に「何を見せたいか」と聞かれたとき
「パフォーマーの剥き出しの魂を見せたい。」
と答えた。
マーク氏は『夜奏』の映像を観たときからそれは感じていたそうな。
うれしいな。

一歩踏み出すために、過去を振り返る。
進化=深化していることが実感できる。
そして、それを手放して進む。


大人になるとは?

6/11(土)くもり

震災から三ヶ月が経った。
時は流れてゆく。
心は、その流れの底に埋もれたまま。。。


桜井昭子さんから、ロンドン土産のチョコレートが届いた。
お城や劇場、いろんな建物の包み紙で楽しい。
ありがとうございます!
ロンドンの大英博物館で、英語でお茶のお手前をしてきたとな。
かっこいい~。


自転車を走らせてレンタルビデオ屋さんへ。
『空気人形』はレンタル中だった。

『ラースと、その彼女』を観た。
監督:クレイグ・ギレスピー 脚本:ナンシー・オリバー

作り笑顔で社会生活を送っている内気な青年ラース。
彼の初めての恋人は、人形だった。

愛し愛されの関係を築けなかったのは
彼の生い立ちから察することができる。
彼は、人形を兄夫婦に紹介し、車椅子を押して町へ繰り出し
町の人々に見守られながら恋人との日々を重ねてゆく。
彼は、妄想の世界を終わらせる決断をする。

彼は、兄に問う。
「大人になるとはどういうことか。」と。

彼が生まれ直すための心の旅を見守っているうちに
変化してゆく周りの人々。
彼の妄想は、劇作家としても唸るほどぐっとくる終わりを迎える。
現実と妄想の境目を
繊細に演じるライアン・ゴズリングに興味をもった。

秋葉原無差別殺傷事件の加藤被告は
「友達がほしい」「彼女さえいれば」
と事件を起こす前に掲示板に書き込んでいたそうな。
彼は、想像力や妄想を使う方へは行かず
現実の街で暴走し、人々の命を奪った。

三島由紀夫氏の戯曲『熱帯樹』で
病弱な妹が、飼っている小鳥を
手の中で絞め殺したことを告白するシーンがある。
妹は、次の小鳥を飼う度に、命を奪っていた。
そして、兄を巻き込んで、破滅の道へと突き進んでゆく。

自分の中の何を終わらせるのか。
誰かのせいにすること。
自分のせいにすること。
その先は、どこまで行っても行き止まりしかない。

ラースは、今を生きるために、扉を開けた。
大人になるって、かつて見守ってくれていた人や
今、見守ってくれている人たちに気づけることなのかもしれない。



大地と会話するように歩く

6/10(金)くもり~雨

今年になって、歩く時の体重のかけ方を変えた。
今までは足の内側、拇指丘(親指の付け根)に主な体重をのせていた。
(スキーをするときの体重のかけ方ね)
それにプラスして、ぐっと小指を広げて
外側にもフックをかけている感覚をプラスした。

(外側にかけすぎるとO脚になっちゃう)

屋内で裸足で歩く時は、足指をしっかり広げられるけど
屋外で靴を履いている時は、ちょっと窮屈。


今日得た感覚は、サンダルで歩いている時に。
地面が話しかけてくるように蠢いていて
自分の足裏でそれをキャッチ、会話するように歩いた。
意識が大陸を旅するように一気に広がった。

子どもの頃、庭で裸足で遊んでいたときは
無意識にそれが成立していたんだろうな。

二年前、三輪山を裸足で登ったときは
大地からエネルギーが上がってくるのを実感した。

靴を履いているときも土と話しているような感覚を
今日、アスファルトの上で体感することができた。
うれしい~~。


アスファルトの下の土は呼吸ができないという。
熱や水の行き来ができるアスファルトが
一部に使用され始めているそうな。

地球と繋がっている感覚を
もっと体感できる環境になってゆくといいな。


甘い香りに誘われて


6/9(木)はれ~くもり~雨

小夏の果汁を凍らせて、シャーベットにして食べた。
おいし~い。


近所の屋敷森へ。
泰山木の花が咲き始めた。
うれしい~。

花は高い処に咲いているので、木から離れて見上げる。

上野公園の泰山木は、低い枝があったりして
おもいっきり顔をうずめることができたりする。

代々木オリンピックセンターの正門近くの泰山木は
歩道橋に上って、同じ目線で花を楽しむことができる。

泰山木との出逢いは、二十代の頃。
世田谷の住宅街をぶらぶら歩いていたときに。
甘い香りに誘われて、夢中でその主を探したが、姿は見えず。
足元には落ち葉が何枚か。ツヤツヤしてる。
その中に一枚の大きな花びらを発見!
空を仰ぎ、花の姿を捜しても、高い塀と梢の緑からは確認できない。
肉厚の乳白色の花びらを手の平に乗せ、その全体を夢想する。

うっとり。。。

それから、おいらはいろんな街を歩く度に、泰山木を探すようになる。
春も、夏も、秋も、冬も。
そして、梅雨に入るとそわそわし始める。

(擬人化するなら、天女です。)

梅雨の晴れ間を縫って
近所の泰山木をスタンプラリーのように自転車で回る喜び。
鼻唄と共に。

いつもよりいっぱい空気を吸い込んで。


子どものような人


6/8(水)雨~くもり~晴れ

虎ノ門のカフェで
寺内亜矢子さんと、マーク・ベッソン氏と打ち合わせ。
二人は夫婦。
亜矢子さんとは高知公演でご一緒する。
今日は、マーク氏に、衣裳デザインの協力を求めた。

ポかリン記憶舎では主に工藤恵子嬢が衣裳を担当している。
今回は、工藤さんという女性のデザイナーに
男性のエネルギーを入れたかった。
台所に主婦が二人いるのは、やりにくいもの。
でも、おいらの欲張りなわがままを
工藤さんもマーク氏も受け入れてくれた。

ううううううれしい~~~!
ありがとう~~!

この経験は、去年の韓国公演で得た。
衣裳の担当は、服飾専門学校の女学生二人。
彼女らが何枚かもってきたデザイン画はどれも秀逸!
それを足し合わせたり、発展させて新しい衣裳が出来上がった。

自分の世界を壊されるのは辛い。
でも、話し合っているうちに、他者のアイディアを見たときに
思わぬ発想が浮かぶときがある。

かつてのおいらは、自分の世界観を実現するために
俳優やスタッフの力を貸してもらっていた。

今は、自分から何が出てくるのか、自分でも分からない。
それを楽しめる、心のやわらかい人たちと全力で遊びたい。

完璧主義の工藤さんがすらっと言った。

「創り続けられる人は、子どものような人。
 出来上がってしまった自分を壊したい。
 まっさらな領域に踏み出したい。」

かっこいい~~~!

マーク氏は、質問魔。
創ることの根本をズバッと突いてくる。
その根本を体現するために何層にも重ねたベールの按配に触れてくる。

まだ体感したことのない領域に踏み出す準備ができた。
いつでも心を更地にして、進んでゆける人たちが揃った!


う~マンゴー!

6/7(火)くもり

今年もマンゴー収穫の季節が近づいてきた。
南国の果物が苦手なおいらをうならせた、宮古島のマンゴー。

二年前、友人の実家(へんとな農園)に挨拶に行ったら、お兄さんが
「おう、やす、待ってたぞ。」
と、そのままハウスにお手伝いに行くことになった。
http://www.cosmos.ne.jp/~hentona/

40度近いハウスの中で、まだ青い実にひたすら紙の袋をかけた。
大家族に囲まれて、太陽の下で汗を流した一日。。。

翌日、顔が腫れたのは、葉っぱにかぶれたためだった。
(漆科ゆえ)

太陽の子ども、マンゴーを
高知の友人、多美ちゃんちに送るよう、発注。
食いしん坊の多美ちゃん、続いてご家族の笑顔が浮かぶ。


夜風ひんやり。
新宿まで出かけるぞ。
駅の改札まで行って、財布を忘れたことに気づいた。
(サザエさんの歌が鳴り響く~)

この間、後藤飛鳥嬢が紹介してくれた「まぐろ屋 阪庄 」へ。
知人(着物美人)をお連れした。
岩手のお酒を飲みながら、談笑。
鯖寿司、脂がのってて美味し~い。

最近考えていることをことばにすると
す~っと寄り添って、いろいろ気づかせてくれる。
さらりとしているのに、温かい。

縁って不思議ね。
ふとしたことで、つながってゆくのね。














怒りの素は?

6/6(月)くもり

近所の枇杷の実が色づき始めた。
幼稚園時代
園内の枇杷の実を収穫してみんなで食べたことを想い出す。

作品のことを考えている。

うちのインターネット環境は有線LAN。
外出時、接続に難儀してました。
秋の高知公演に備えて、モバイルWi-Fiのルータタイプにチェンジ。
説明書を読みながら設定をしようとしたのだけど、できず。
プロバイダーの相談室に電話してあれこれ試したのだけど、できず。

待ち時間が長いので、いろんなことを考えてみた。
この辺りで、カスタマーは怒り出すのだろうか。。。
その場合のマニュアルがあるんだろうな。。。
(おいらはめったなことで怒らない)

おいらのMacのバージョンが古くて対応できないとな。
申込みのときには大丈夫だって言ってたのに~。

みょ「今後の人のために、対応できるようにして下さいね。」
相談室「申し訳ございませんでした。」

おいらは近々新しいノートパソコンを買う予定なので
再設定すれば解決するけど、そうでない人は使えないってことね。

気分転換に、夏みかんを絞って凍らせたシャーベットに
ハチミツかけてシャクシャク食べた。
おいし~い。

怒りって、発散するから身体にはいいんだってね。

先日、話した演出家さんは、怒りと楽しさが混ざったエネルギーで
いたずらっこのようにパワフルだった。
権力と戦っている。

スポーツ選手もそうだ。
己と戦っている。

以前、怒りと不満でいっぱいの人の話を
聞いていたら具合が悪くなった。
怒りや不満、不安が、この世の争いの素なんだよな。。。

人は、分かり合いたいから
分かり合えないと、怒りや悲しみが生まれる。

眠って、脳みそを整理しよう。。。


東北の演劇事情

6/5(日)くもり~雨

照明デザイナーの木藤歩嬢とスカイプで
東北の瓦礫片付けのボランティアに行こうと話した。
おいら自身が今、体調が万全でないので
お手伝いができる体力が戻ってきたら、獅子座の歩嬢と行きたい。
その場所に立つこと。
その地の光を浴び、匂いを嗅ぎ、黙々と片付けるぞ。


笹塚ファクトリーへ。
フェニックス・プロジェクト
東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する事業
震災被災地の心に灯りをともそう!
シアターライブ in 笹塚 Vol.1

詩人の和合亮一氏の朗読を聴いた。
魂を揺さぶられた。
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060101000168.html

詩人は、個ではなく
多くの人の声なき声を紡ぐイタコなのだと痛感した。
心の置き場をなくした人々の声なき声が、静かな夜に響き渡るよう。

フリーライターの藤倉善郎氏の取材映像と
写真(チェルノブイリ、福島の避難地区)を観た。
二つの地点で放射能の高さを比較しながら映像は進む。
野放しになった豚や牛の大群が、人を見ると集まってくる。
途方に暮れた眼の犬たち。
そして、餓死した姿。。。

映像が終わってから
動物たちが30km圏内を突破して、生き延びようとする姿を想像した。


被災地の舞台芸術家トークが始まった。
岩手、宮城の演劇人の活動を聞くことができた。

坂田 裕一氏(盛岡市中央公民館館長/NPO法人いわてアートサポートセンター副理事長/岩手県演劇協会会長)
の被災地の子どもたちに絵本を届けようというプロジェクトから
読み聞かせ、演劇鑑賞会へ発展してゆく経緯を興味深く聴いた。
http://www.nettam.jp/topics/seed/11/

伊藤み弥さん(演出家・ARC>T・仙台)の話では
震災後すぐの三月末に10-BOXでダンス公演が行われたことや
仙台の劇場のほとんどが
秋までは使用できないことなどを知ることができた。
仙台の演劇人がARC>T(あるくと)を結成し
演劇によって復興を進めてゆく決意を示しておられた。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000661105110008

現地の人は慰問疲れを起こしてしているそうな。
よかれと思って一方的に発信されるよりも
現地の人と話して、何が必要とされているか
刻々と変わる現状を把握してほしいとのこと。

東北出身の人たちに来てもらって
同じことばでそっと寄り添ってほしい。
頑張れと言われ続けるより
見守ったり、寄り添ってくれることがうれしい。
と、本音のお話も出た。

トーク終了後、伊藤さんと話した。
再会できて、うれしい。
10-BOXの事務所でよく一緒にお昼ご飯を食べたな。
http://www.bunka.city.sendai.jp/10box/index.html

お世話になった方々によろしくお伝え下さいと頼んだ。

人は立ち上がる力をもっている。
東北の演劇人たちが、演劇の力で復興を進めてゆく姿を見守りつつ
自分の仕事に集中すること。
そしたら、また縁が結ばれて、文化をつないでゆける。
人間には、衣食住、そして、文化が必要。
心を形にして、受け継いでゆく作業が必要。

心の花

6/4(土)はれ

表参道のスパイラルガーデンへ。
勅使河原茜家元継承10年記念 
家元個展「KOKOROのかたち―勅使河原茜の花」が
6/5まで開催されている。
http://www.sogetsu.or.jp/event/2011/10kokoro.html

入口で家元がにこやかに迎えてくれた。
竹のアーチをゆっくりくぐる。
水に包まれたような清らかな心地になる。

中央の竹のオブジェが
いくつもの渦とうねりをつなぎながら鎮座している。
弧を描いたスロープをゆっくり歩きながら、うねりの世界を楽しむ。
サーッと鳥肌が立つ。
木並和彦氏の音楽が身体の中に入ってきた。
昼と夜で音楽が違うんだって。
オブジェの影が美しいな。
コスモス、ノモス、カオスの全てが調和している。

寝転んで見上げたい。
小動物になって、遊びたい。

小作品のコーナーへ。
花たちが温かい。
器は土や水の化身のように花たちの一部になっている。
泰山木の花にも出逢えた。
高い梢で咲くから、こんなに近くで観られることはめったにない。

甘い香りを楽しむ。

ここにいる人は、みんな笑顔。

心って、形に託すことができるんだ。
命燃やす花々がそれを受け止めている。

木並氏は、故勅使河原宏氏といつか仕事をしたいと
想い続けていたそうな。
今は、娘の茜さんの世界を支えている。
ご縁だな~。

命は終わる。
命は紡がれてゆく。


底力

6/3(金)はれ

またまた近所の屋敷森へ。
南天の枝が折られて、道を塞いでいる。
白い蕾が力を失って横たわっている。
花を咲かせたくて、蕾のついた枝を持ち帰って花瓶に生けた。


笹塚ファクトリーへ。
フェニックスプロジェクト主催
「非戦を選ぶ演劇人の会」のリーディング公演
「それゆけ安全マン!?~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~」を観た。
http://phoenixpro.jimdo.com/

原発の是非を問いながら
それに関わる人々の声を様々な角度から集めた作品。
20人の俳優たちが93役を次々に演じてゆく。

情報量が多くて、脳みそがフリーズしそうになったけど
パワフルな俳優たちの連係プレーに乗せられて
あっという間の2時間だった。

誘ってくれたのは洪明花(ホン・ミョンファ)さん。
知的でセクシーな女優さんと思っていたら
今日はゴムボールのようにはじけてた。

古屋隆太氏も出演していた。
ユーモアたっぷりに権力者や学者を演じていた。

この春、韓国公演を行った広田淳一氏と談笑。
そして、日本演出者協会 理事長 和田喜夫氏に挨拶。
協会の入会申込書を渡した。
今後、日韓のイベントをお手伝いすることになる。

6/4.5と、被災地の舞台芸術家を招いてトークをするそうな。
どちらかの日に行ってみよう。

帰りの電車で古屋氏と女優の大西智子さんとおしゃべり。
今日の公演は、丸一日の稽古のみだったそうな。
とてもそうとは思えない、気迫に満ちた時空だった。

舞台人の、人間の底力だわね。。。


緑の中へ

6/2(木)新月

雨の音を聴きながら歩く。
近所の屋敷森へ。
むあっとした緑の中へ。

雨靴で水たまり踏み踏み。
笹から落ちる雫たち。
泰山木を見上げると、葉っぱの陰に白い蕾がつんっと光ってる。
大好きな花。

幹をつたいながら静かに流れる水。
光る苔。
それをただただ眺めている。

木の隣にいると
地にしっかり根を張って天に伸びるエネルギーに添えて
意識がすっと通る。

俳優の古屋隆太氏を想い出す。
彼はよく、公園の木の隣で一時間立っていたそうな。
自分の力で立っているのに、すべてを任せたやわらかさ。

二つの劇団(青年団・サンプル)に所属しているので、忙しい。
またご一緒したいな。

今日は新月。
新たな気持ちで、月と共に満ちてゆける。

満月の頃には、いろんなことが整っているだろう。

サイン


6/1(水)はれ

気持ちよく、楽しく仕事がしたい。
それは、生きることに直結している。
皆が力を存分に発揮できる稽古場をつくりたい。
まずは、そのための環境づくりに精を出す日々。


最近、誰かの行動やことばが
その人本人の気持ちというより
もっと大きな存在によって、発している感じを受ける。

手旗信号のように。
ふっと進んでゆく方向が見えたり、光がさしてくる。

今までは、雲や風、鳥や蝶、佇む花がそのように
「サイン」をくれていた。

大きな大きなまなざしに見守られている感じ。
人は、それぞれ課題をもって生まれてきて
どう取り組んでゆくのかを、見守っている何かがいる。

薄皮が剥がれたように、つるつるの魂が
静かに静かに歓んでいる。


町を守る人

5/31(火)はれ

友人と電話でおしゃべり。
半年ぶりなので、お互いの変化に頬がゆるむ。
変化してゆくって、希望だな。

やっと『humming5』販売台本が出来上がった。
さんさき坂カフェの孝子さんに渡さねば。

日暮里駅からさんさき坂カフェへ。
夕焼けだんだんの桜の木が切られていた。
周りの人が口々に「寂しいね」と呟いている。
切り株が真横を向いている。
土地の境界からぐいっと生えた桜の生命力に、胸がギュッとなる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110530/CK2011053002000042.html


さんさき坂カフェに到着。
桜井昭子さんが、店主の孝子さんと談笑していた。
(昭子さんは先日のカフェ公演で店主役を好演)
お二人の笑顔に厚い信頼が滲み出ている。

乃池寿司の野池さんが登場。
いつもここで挨拶できてうれしい。
野池さんたちがどうやって町を守ってきたか、いろんなお話を聴いた。
心安らぐ町並み、人情がこうして息づいていることに改めて感動した。

野池さんの著書『人生っちゃ、こういうものよ』を
サイドテーブルに発見。
http://yanesen-urouro.bakyung.com/2010/10/post10102503.html
おいらも昭子さんも、さっそく購入。

孝子さんに台本を贈呈。
喜んでくれてうれしい。
ここで物語を立ち上げることができたこと。
多くの人に支えていただいたこと。
ご縁ですね。。。

孝子さんの面白トーク炸裂!
トイレを借りる面白い人の新ネタで盛り上がる。
また取材したくなっちゃう。
これからもちょくちょくお邪魔します。

昭子さんと、またまた「魚介三昧 彬」へ。
カウンター席でしっぽりと。
うみゃ~~い。

20代の頃、
「私に力がついたら、私の作品に出演して下さい。」
と昭子さんにアタック。
それから昭子さんは、ポかリン公演を観にきてくれるようになった。
そして2004年の『アイスクリン』から、ポかリンの世界を支えて下さっている。

心安く、何でも話せる人生の先輩。
末永く、一緒に創ってゆけますように。


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