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心はここにある

9/29(水)秋の雲広がる


昼下がり、都内の庭園を散歩した。
白い萩の林を抜けて、芝生でごろり。
秋だな~~。

あちこちにヒキガエルが潜んでる。
「おじゃましてます。」
と挨拶しつつ歩く。

ふと、韓国の昌慶宮(チャンギョックン)を
散歩したときのことを想い出した。

梅の花がほころびそうな陽気の午後。
そっと佇むロウバイの花に触れていたら
アジョシ(おじさん)にふるふるっと話しかけられた。
何を言ったのか分からなかったけど
にっこり笑い返した。

韓国人だと思われたのね。
(うれしかった)
アジョシは歩みを止めず、歩いていった。

チャンギョックンは、お妃様の住まいだった王宮を
日本総督府が壊し、公園に改造して、庶民が憩える場所にした。
終戦後、韓国の人々は元の王宮に戻した。
王宮は人々の心の拠り処だったのだ。

力で、心は奪えない。
心は縛れないし、押し込めておくこともできない。

おいらは今、空襲で全焼した庭園に寝転んでいる。

心はここにある。
笑顔がふくらめば、手を伸ばせば、つながってゆける。

人と人の間に、必要なもの。
例えば、花。

そう。
おいらとアジョシの心をつないだ花のように。

花のような作品を創るのだ。


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ジンクス

9/28(火)雨やんだ~


雨が止んだのを確かめて、近所の友人にメール。
柚子酢をお裾分け。
新高梨をいただいた。でへ~。

おでこをびしっと叩かれた。
血が。。。
蚊に吸われたのね。。。
鼓を打つような早業に感動。


そういえば、昔、そんなに親しくない人に
「あのさ~、一回やってみたかったんだけど。。。」
と、おでこをペシッと叩かれたことがあったな。
ポカ~ンとして、妙な間ができて。。。


あとねえ
自動車の免許の試験で
受かるには
・ミニスカートを履く
・シャツのボタンをひとつ外す
・おでこを出す
というジンクスがあって、おでこを出して試験に挑んだ。

受かった。(二回目に)


おでこは出てる方が幾分積極的になるな。
第三の眼があるところだし。


帰り道、歩く人々の服装を観察する。
何を着ているとちょうどいいかしら~?


郵便受けの中に雨が入り込んでいて、郵便物が濡れていた。
水性ペンで書かれた葉書が大変なことになっていた。
しみしみを越えて解読不可能な部分を想像しながら読む。
ちょっと考古学者みたいな気持ちになってきた。。。


やっと台本のト書きを書き始めた。
(おでこがちょっとかゆい)


初心

9/27(月)一日中雨

栗をゆでて食べる。
おいしい~~。

以前からやろうと思っていた舞台写真の整理をした。
いろんな公演を打ってきたのね~。
初期メンバーの笑顔に胸いっぱいになってもーた。

演劇から離れて仕事をもって、家庭をもって。。。
みな、それぞれの道を歩んでいる。

(劇団内恋愛禁止!結婚はOK)

劇団内恋愛から結婚して、幸せに暮らしているカップルもいる。
今は鹿児島らしい。。。
 

十代の頃の日下部の表情にしみじみしたり。。。

2000年の夏、利賀村に向かう車中はテンション高い高い。
ゴールドペーパードライバーのおいらは
高速道路を一時間だけ運転した。
なにせ、時速100キロ以内で
右の白い車線を視て走ることしかできない。
おいらのたどたどしい運転に、みなビビっていたが
日下部は後部座席です~す~寝てた。
こいつ、大物だな。。。
とそのとき思った。


写真整理のついでに、去年の初心メモを発見。

2009年

目の前の光と
十年先の光を信じて

日記を書く
英語話す
水泳

 ↑ 
上の標語にハッとした。
木を視ながら森も観ないとね。

日記は今年の2/3から書き始めた。
英語は、CDとか買ったけど、そのまま。。。
水着買ったけど、プール行ってない。。。


明神サイトとポかリンサイトを運営してくれている鈴木氏とやりとり。
http://www.myojin-yasu.jp/
http://www.pocarine.org/

彼も月好き。
着物好きで、家に帰ると普通に着物着てる。
おいらも着物生活にシフトチェンジしてゆきたいな。

雨の中、傘さして散歩。
書くためのスイッチ入れないとな。。。


潔い人は体験派

9/26(日)くもり~雨

高知から柚子酢が届いた。
あ~り~が~と~う~。
おいらの身体は柚子でできている。

ポストカードが出来上がった。
小さくなっても力あるな~。
来月頭にDM作業するぞ。


お好み焼き好きの美帆さんと知り合いのお店へ。

互いにピーンと感じ合ってたけど、なかなか逢えず。
ハワイ在住で、日本にしばし滞在してて
年内にハワイに戻ってしまう。
その前になんとしても逢いたかった。

ゆっくり話した~。
(あんなこともこんなことも。。。)
ステキな人の背景には壮大な物語が隠れている。

美帆さんの潔さ、前に踏み出す力に感動。。。
後悔しない人生にするには
大きな賭けに出なければいけないこともある。

よっしゃ!三年以内にハワイに遊びに行くぞ!
彼女が惚れ込んだ旦那さんにも逢いたいし。

店主の西村さんの焼いてくれるお好み焼きの厚さにびっくり!
美味しい~。
お客さんがみんな笑顔で帰ってゆく。
二十二年間、そうやって一日一日を重ねてきた西村さん。。。
すごいな。。。

一期一会の夜が更けてゆく。。。


螺旋に伸びゆく

9/25(土)小雨~すかっと晴れ


ひんやりした朝。
うちの近所は緑がいっぱい。
萩が群生しているスポットを散歩する。
臙脂色の花が道にもいっぱい積もってる。

萩や雪柳やら、枝垂れる植物、好きだな~。

ひょうたんが育っている家の前を通る。

この辺りは空き地が多くて、空が広かったのだけれど
少しずつ家が建って、最後の空き地も工事中。
大きなマンションが建つらしい。
うご~~。

前住んでた処は庭があって
神社の裏で大きな木に守られていて
近所に梅林があって気に入っていたのだけれど
その梅林は駐車場になってしまった。
ふご~~~。


玄関口の紫蘇の葉っぱを観察。
あちこちから蕾が伸び始めた。
今年の暑さをよくぞ乗り越えてくれたよ。

(去年は虫にやられて全滅しそうになりながら復活した)


庭があったときにはいろいろ栽培していた。
(蔓植物が大好き)

春、芽が出たら、道端に
「ご自由にどうぞ」
と苗を置いておくと、誰かが持っていってくれた。

ひょうたん(大きいのと小さいの)を育てていたとき
晩夏だったかな。
見知らぬおばあさんが訪ねてきた。

「秋になったらひょうたんをひとつ、分けてもらえませんか?」

ちょっとびっくりしたけど
秋になったら好きなのをどうぞと答えた。

おばあさんはやってきた。
やや小さめの愛嬌のある子を連れて帰った。

嫁に出すのはこちらも本望。

次に住む家は、小さくても庭があるところがいいな。


空をくり抜いたみたいなお月様。



落ち着くけど怖い

9/24(金) くもり~雨~くもり

長袖の上にうすいジャケットをはおる。
髪、伸ばそうかな。。。


近所の屋敷森緑地で彼岸花が咲き始めた。
心に赤い火が灯るわ。。。
(もう蝉の声は聞こえない)
ここにいると落ち着く。
でもちょっと怖い。
その感覚は、海を観ているときと似ている。


『冬の穴』チラシが出来上がった!
色稿チェックして、少し暗くした分が反映されて
奥ゆきが出た。
いい出来だ~。

これから他劇団の公演にチラシを折り込む。
ポストカードはカフェに置いたり、ご贔屓のお客様に送ったり。

週明けにはポストカードも出来上がるので
ポストカードが欲しい方はメール下さい。
お手元に送ります~。

info@pocarine.org
「ポスカ希望」係
お名前と住所を教えてね。


佳奈子嬢とスカイプで打ち合わせ。
公演に向けて、いろいろ手伝ってもらう。
彼女の声はころころ転がる七色の球のような心地よさ。
元気出る~。


三つ子の魂百まで

9/23(木) 雨降ったり止んだり 満月


長袖を着て、ストールを首に巻く。

役の職業やら、関係性を考える。
(いつもは職業までは限定しないけど
 今回は自分の頭を整理してからでないと進めない)

考えると眠くなる。

気分転換に本棚の整理をした。
思い切って手放す本をピックアップ。
読もうと思って読んでない本、読みかけのままの本が20冊はある。。。

本棚には高知の海の写真や家族の写真
成人式のときに多美ちゃんと二人並んだ写真が飾ってある。
多美ちゃんはキュートな袴姿。
おいらは振り袖。

振り袖事件のことを想い出した。。。
母と呉服屋を廻っていろいろ試着したり、反物を胸にあてたり。
母の好みとおいらの好みが全く違う。
おいらが気に入ったのは
エメラルドグリーンのほぼ無地に近い斬新な振り袖。
母はやさしい色の古典柄。
おいらが気に入った着物をアピールしたが母は無視。
ひたすら呉服屋を廻る二人。

気がつくと、涙があふれて止まらない。
お店の人も「あらあら~」と寄ってくる。

結果、エメラルドグリーンの着物を買ってもらえたのだった。
大人たちにすぐに飽きてしまうだろうと思われていたこの着物は
成人式、結婚式など数々の節目に活躍し
妹からも「着たい」とラブコールがかかり
その役目を全うした。


幼稚園に入る前の一年間
二歳のときに、保育園にいたそうで。
(覚えてないけど)
おいらは保育園の前で一日中立っていたそうな。
(泣きながら)

一途だなあ。。。(バカがつく)
一途に生きられる時代と、環境に感謝だな。。。


イチロー200本安打達成!
10年連続だよ。。。
美しい内股打法にしびれる~。


雨降る雲の上にうっすら満月の光。

心の扉

9/22(水) はれ~くもり


お彼岸までに暑さはおさまるかしら?


『トリコロール/赤の愛』を観た。
クシシュトフ・キェシロフスキ監督
「トリコロール」3部作の3作目にして遺作。

心を閉じて生きている老いた男。
人間の寛容さを信じている若い女。

3作を通して、ゴミ箱に空き瓶を入れようとする小さな老女がいて
入口まで瓶を入れられず、手間取っているシーンがあり。
若い女(イレーヌ・ジャコブ)はすいっと気づいて瓶を押し込む。

これ以上傷つかないように、心を閉じたまま生きていた老人が
過去を語り始める。
彼女はそれを聴く準備ができていた。

ラストシーンの老人の表情。
心を開くことは、今(残酷さも含めて)を
受け入れてゆくことだと痛感した。


2001年の秋、小布施の温室の中で『しるし』を公演したとき。
飲み会で地元の方に
「心の扉開けたくなかったのに、開けられてしまった。
 開けるってチラシに書いてあったら観なかった。
 開けたくない人だっているんだよ。」
と話しかけられた。

え。。。。え。。。。
心の扉開けるために芸術や宗教があってですね。。。
おいら全身全霊でそのために皆と創って。。。

(あの頃は鉢巻きつけたままで鉢巻きの外し方が分からなかった)

あのときはショックだったけど、今なら分かる。
その「とき」ではなかったのだ。
心を閉じていたいときだってある。
(痛みや怒りを感じないようにすると、歓びも麻痺してくる)

あるとき、青い空が落ちてくるみたいに
震撼する瞬間が訪れるかもしれない。

それでも、眼を閉じてしまう人もいるのだろう。

おいらが傍にいられたら、そっと手を握りたい。
ここにいる。

敬愛するマザーテレサは道端で死にかかっている人々を
そうやって看護し、見送ったのだ。

おいらは演劇でそっとお客様の心に触れたい。
日々の生活の中でも。近しい人たちにも。
毎夜したためるブログでも。

自分の命をそれに使いたい。

お月様見えない。。。けど雲の上にいる。


9/21(火) 十三夜


昨日歩いてたときに生えていた、あの植物。
シュロの葉っぱが好き。
四方八方に手を伸ばし、尖ってるのに絶妙な丸さ。
風が吹くと手を振ってるみたいに震える。
風と一体化というよりは
「いらっしゃ~い」とか
「おい」ってなふうに
サインを送ってくれているように感じますねん。

サイダーに柚子酢を垂らして飲む。
サイダーが好きなのは
子どもの頃、夏になったら明治生まれの祖母が
三ツ矢サイダーをダースで買ってくれて
毎日一本を兄妹三人分に分けて飲ませてくれたからだ。
夏になったら、毎日サイダーが飲める!
縁側でサイダーを飲む。
シュワシュワ~。。。

引っ越す前の家の庭には、立派なシュロの森があって
たくさん手を振っているようで、ちょっと怖かった。

関東では、あんなに立派なシュロの森、見かけないな。


ポストカードの最終校正をして、入稿!
やっぱり最後に誤字、見つかるな~。

デザイナーの賭至氏が、過去のびっくり誤字事件を話してくれた。
何人もチェックして、海外に持ち出す日の空港で見つかった!って。

ほんと、毎回ひやひやするわ~。


日記書きながらトップランナー観てたら
福山雅治氏が
「生き方がことばに反映する」
って言いながら作詞してました。

「はふ」
って返事しても~た。

台本の表紙だけでもつくってから寝よう。

その前に、部屋の明かり消して月光浴びた。
鏡のよう。。。
満ちてゆく月の力をいただいて。


一生かけて

9/20(月) くもり~雨~くもり

東京国立近代美術館へ。
上村松園展やってますねん。(10/17まで)
http://shoen.exhn.jp/


休日なのですごい人。
88作品と、37のスケッチがずらりと並び
見応えたっぷりでした。

明治8年、京都生まれ。
17歳から昭和24年、74歳で亡くなるまでの変遷をじっくり楽しむ。
初期の頃から、人物ひとりひとりの想いや感情が
まるで動き出しそうなほどにみずみずしく描かれている。
もちろん手指の美しさ、繊細な黒髪、雪の結晶やら
細部にもうっとり。

晩年は構図もシンプルに、想いもぐっと押さえられている。
生きること、描き続けることを全うした松園に深い深い感銘を受けた。


スケッチで狂女を何枚も描いてあるのが素晴らしかった。
能の『花筐(はながたみ)』の照日の前が
走ってゆく姿を幾通りにも描いている。

花籠を腕のどの部分で支えるかも様々に描いていて
作品に昇華されると
ほぼ真っ正面に
まさに観る者の目の前に駆けつけてきたよな
臨場感に仕上がっている。


おいらは『人形つかい』にすっかり心奪われた。
少し空いた襖にぎゅっと集まった女性や子どもが
人形劇を観ている様が生きているよう。

美人画で名を馳せている松園が
コミカルな鼓動波打つ画を描いていたなんて。


気分がいいので、皇居沿いをしばらく歩いた。
ツクツクボウシと鈴虫が共にその羽を震わせている。

蝉の鳴き声
http://www.j-muse.or.jp/tamatebako/konchu/cb12/index.html


国境を越えて

9/19(日) 晴れ

サイダーを買いに自転車を走らせる。

韓国に住んだ経験って、おいらにとってとっても大きかった。
いろいろ親切にしてもらったし
蔑みのことばを投げつけられたりもした。
外国人であることを意識して生きる日々。
日本人が過去にいくつもの国を制圧していた事実。

そして、国境を越えてつながる心。

故郷を離れて、日本で勉強している留学生たちが
飲食店やコンビニ、スーパーで働いている。
レジでおつりをもらうとき、手と手が触れ合うとき
心の中でそっと
「ありがとう。がんばってね。」
と呟いている。

明治大学の農学部で
毎年日本文化講座の授業で留学生を対象に
浴衣を着て動くことをやっている。

彼らは「自分の国と日本の架け橋になりたい」と言っていた。
スケールが大きいよな~。


おいらがここに至るまでにどれだけの人に見守られてきたか。
いろんな瞬間がフラッシュバックしてくる。

サイダーがしゅわしゅわ~っとのどを通過する。

おいらも国境を越えて、つながってゆきたい。




「気配を消す」とは?

9/18(土) 夏の雲から秋の雲へ

真っ青な空。。。
早起きして世田谷パブリックシアターへ。
土曜劇場プレイパーク
「くのいちへの道」気配を消す編が開催される。
http://setagaya-pt.jp/workshop/2010/07/279_1.html


7月から月1回、合計3回、今日はその最終回。
土曜劇場プレイパークとのおつきあいも5年目。
(制作部の清水幸代さんがオファーをかけてくれる。感謝。。。)
今回、3回通しで参加して下さった方も多い。

みんな、浴衣に着替えて華やか~。
おいらは友人の中有希嬢が仕立ててくれた
バチック(インドネシアの布)の浴衣を纏う。
白地の浴衣に包まれると心もやわらかくなる。

今日はご夫婦+娘さんの家族も参加。
旦那が任侠映画に出て来そうないなせなお方。
かっこいい~~!
モチベーション上がるわ~~。

着崩れポイントを知り、直す方法を身に付け
しっとり音をさせない歩き方を体得した後
グループワークで進める。
秋の果物がチーム名。
チーム内でリーダーを決め、リーダーの歩き方に沿って歩く。
リーダーは歩きながらすいすいチェンジ。
チーム同士ですれ違いながらすいっとうまくよけたり。

みんなすごい集中力。
互いの呼吸が手に取るように分かってくるのよね。

「気配を消す」とは、気を他の人や物、流れに合わせることだった~。
大学生&小学生混合チームがゆったり動けて
気の流れをしっかり掴んでいた。

終わりに部屋の中で、気配を消せるお気に入りの場所に陣取った。
くのいち度高かったよ~。

浴衣のたたみ方を旦那さんと一緒にやった。

みょ「ラブラブって手アイロンして下さいね。」
旦那「は~~機能的だな~」

感想もいろいろ。
「動きで性格や身体のやわらかさが分かるのが面白かった」
「着物の着心地よさにびっくり。」
「人の呼吸を感じることができた」

感劇市場2010の大学生たちも参加してくれてた。
小学生をやさしくリードしている姿、頼もしかった。

秋に向けて、その気配に乗って遊んでみてねと締めくくった。


アトリエヘリコプターへてくてく。
サンプル『自慢の息子』を観劇。
個々に囚われているものがあり
それぞれがその領域を侵されまいとしながら浸食し合ってゆく。
俳優たちが魂むき出しで存在しているのが愛しい。

杉山至氏の舞台美術と木藤歩嬢の照明が
いくつもの粘膜を重ね、俳優を覆い隠してゆく。

松井周氏の作品を観ると、細胞にダイレクトにゆさぶりかかかる。
浄化作用が起きて、すっきりした心地で劇場を後にする。

歩くのが楽しい。
おいらもがんばる。


心象風景

9/17(金) 晴れ

今回のチラシの写真は
松本典子嬢がヨーロッパを巡っていたときの一枚。
以前からこの写真が心に焼き付いていた。
ある、心象風景のような。

huyunoana_omote.jpg


いろんな感覚が戻ってくる。

東京に住み始めて
空を見渡すことができない息苦しさに参ってしまい
やがて
デパートの屋上やプラネタリウムに通うようになった。

二十代の頃は、目を閉じると
白夜を歩いてゆく見知らぬ青年がいた。
彼は、光へ向かっていたのか。
闇の国へ降りてゆこうとしていたのか。

いや、どちらでもない。
白夜をひたすら歩くしかなかった。

おいらはまず闇へと向かって歩き始めた。
闇の中では
落ちてゆくのか登っているのか
分からなくなる瞬間がある。

意を決してひたひた降りてゆくと
そこには光があった。
ふんわりとかすかに発光している場所があった。

驚きと、安堵と、あとからあとから湧き出てくるなつかしさと。

ここからは光に向かって歩いてゆけばいい。
闇はもう怖くない。
(勇気を出して、確かめに行ったから)

昨夜の暗闇コンサート、闇からかすかに光が姿を現したとき
みな、光を求めていたことに気づき、フルフルしたって。

チリの鉱山で地下700mに閉じ込められた男たちの三ヶ月と
おいらたちが『冬の穴』で光へ向かってゆく二ヶ月と。。。

どちらも来るべき瞬間に何が発光するのか、お楽しみに。。。



闇に包まれて

9/16(木) 雨やんだり降ったり

バスに乗って、チラシの色稿チェックのため印刷事務所へ。
今日は写真家の松本典子嬢も来る。
近所のカフェで西川氏、デザイナーの松本賭至氏、典子嬢と対面。
いいね~~~。
気持ち明暗のトーンを落とすことにした。
チラシの裏もじっくりチェック。
大丈夫だぁ。

月日の流れを感じつつ、雑談。
出来上がりが楽しみ。。。
(のちほどアップしますね)


地蔵通り商店街をぷらぷらしつつ、うどん屋さんへ。
賭至氏、典子嬢とうどん食べつつよもやま話。
さらに典子嬢とお茶しながらガールズトーク。
賭至氏も、典子嬢も、何でも話せる頼れるお方。
頼り、頼られ。。。


家でゴロリしてから原美術館へ。
ちょっと道迷った。
美術館で恵子嬢、日下部、木並氏と合流。

『崔在銀 展ーアショカの森』
よよよよかった~~。
心にぴた~~~って寄り添うこの懐かしい感覚。
ゆらめく光と影の中にたたずめる至福。
部屋毎の空間構成もすんばらしい。
12/26までやてるから、行ってみてねん。


そして、同会場でチェーザレ・ピッコ
『Blind Dateー暗闇のピアノコンサート』を体感。
ゆっくり暗くなって、闇の中、心が飛んでゆく。
研ぎすまされた第六感の世界。

ピッコの振動がいよいよ終わりを迎えるとき
おいらの中の探していた答えに近いひらめきが見えた。

それは、ことばではなかった。

それでいいのね。。。
割れんばかりの拍手の中で、うちらは高く手を挙げてピッコを讃えた。

アンコールは「光へ」

おいらが船長のポかリン船が向かっている方向も
そう、光へ。

雨上がりの中庭に出た。
五感が開いているので、すべてが皮膚に入り込んでくる。
土の匂い、光の粒子、多様な影。
厳かな心地で何度も深呼吸をする。


帰りは、コンサート中の不思議体験を話しまくり。
日下部も恵子嬢も、闇の中、手を投げ出してゆれていたそうな。
(けっこう泣いている人もいた)

飲みつつさらに話す話す。
日下部に小説『サクリファイス』の続き『エデン』を貸す。
そして、『冬の穴』の内容を話しながら日下部に託したい核を伝える。
彼の肝にすっと入ったのが分かった。

三部作の完結編。
彼は
人々の苦悩、弱さを引き受けてそれを形にする準備ができている。

感動する、心を開く、心を動かす場所に出かけること。
心許せる人と一緒に。
大事だにゃ~~。

今日の日をセッティングしてくれた恵子嬢に感謝。
一期一会の夜に感謝。。。




命を運ぶ

9/15(水) 晴れ 夜から雨 

バスに乗って、チラシ入稿のため印刷事務所へ。
真栄の西川氏は第一回公演からずっとお世話になってる。
印刷業界も大変だとな。
近所のカフェで西川氏、デザイナーの松本氏と雑談。
それぞれの道を地道に歩み、仕事してきたんだな~~。

明日は色稿チェック。
明日は写真家の典子嬢も来る。
ポかリンチラシには
「四次元への入口を示唆する気配」が映っていることが重要。
色稿で微妙な気配がどの程度出るか、バランスを見る。

いい予感がする。

秋に背中を押されるような心地で歩く。


ここのところ上半身に力が入っていたので
整骨院で身体を整えた。
フェレット先生は、軽やかで的確。
おいらと同い年。
身体を酷使しない人が長生きする説について話す。
寿命の長いスポーツ選手についても。
命をどう使うか。。。

友人が言っていたことばが浮かんできた。

「運命」とは「命を運ぶ」こと。
 命を運ぶのは「身体」。

身体は命を運ぶ車のようなもの。
車種や車体の大きさは人それぞれ。
韓国滞在を経験して
車体(器)の大きさがひとまわりふくらんだのが分かる。

運命は、自分で動かしてゆくもの。
運命の出逢いとやらも
そうやって動いている者同志が惹き合うのかもしれない。

環境を変えるって、成長するための近道だにゃ。


近所の和装小物屋で草履を買う。
かれこれ20年のつきあい。
ここは黒子用の足袋も売ってる。
手塚治虫の漫画に出てきそうな夫婦が迎えてくれる。

そろそろ髪を切ろう。

秋の準備は続く。。。


好き好きエネルギー

9/14(火) 雨ふったりやんだり

よ~く寝た。
人生の中で「寝る」ことはおいらにとって大事な時間。
削るときはぐっと削るけど、寝だめできるときはたっぷりと。

午前中にポかリンメンバーからもチラシ校正の返事がきた。
何人かの目を通さないと、意外な誤字が混ざっている。
舞台芸術祭の「祭」が「際」になってたよ!
危ない危ない。

道順の説明をもっと詳しく
ワークショップの日程を一週間ずらすことにした。
初めて読む人の気持ちになって、改行のタイミングを変えたり。

2000年、チラシの誤字が発覚し
ひたすらシールを貼ったとほほな経験をしたことがある。
2万枚だよ~~!
チラシを新しく印刷する予算はなし。
幸いシールも同じ印刷会社で、トーンを揃えてくれて
修正がほとんど分からなかった。


一枚の紙、裏表の空間に絶妙に配置された絵や文字。
日本語が分からない人にも手に取ってほしい。


現在、学習院女子大学主催の感劇市場フェスの
共通チラシの校正も同時に行っている。
今までのやりとりで非常に不安を覚えたので
「校正させて下さい」
と頼んだら
「今まで劇団の方に校正してもらったことはありません。」
と女子大生。
ずっこけつつも、校正させてもらったら、デザイナーも女子大生。
予想通り、チケット料金など違う値段になっていた。

他にもいろいろ質問。
「話し合っていません」
ずる~~~っ。
「これから話し合います。」
そしてさわやかに
「ありがとうございました。」
とな。

素直さに救われた。


自分が大学生のときを想い出した。
歌舞伎・舞踊研究会に所属していたので
顧問の先生、現役の先輩やOB、OGの方々の
熱意ある指導に支えられていることを肌で感じていたし
芸祭公演は、松竹舞台、義太夫、お囃子連中、床山さんたち
すべてプロの方々にお世話になっていた。

プロの方々を前に、決して失礼なことがあってはならなかったし
学生歌舞伎に力を貸して下さることに感謝の気持ちでいっぱいだった。
プロの方々は
学生たちの歌舞伎に向かうひたむきさに心動かされて
毎年楽しみにしてくれていた。

そう。みな歌舞伎が好きだったのだ。

この間の飲み会で、和田氏が何度も言っていた。
「ホレッぽいと動ける!動けば変わる!」

好き好きエネルギーがあれば
九割がたの困難をホイホイ乗り越えてゆける。
人が集まってくる。
肩書きやら建前なんてどうでもいいねん。

学習院女子大学の舞台芸術祭『感劇市場』も6年目。
おいらも大好きな人たちと作品を立ち上げる。
いろんな難儀をホイホイ乗り越えて、高みを目指すわよ。


旅立ち

9/13(月) くもり~はれ~くもり


早起きして相模大野のLisa高校へ。
授業最後の日。(いつもの半分の90分授業)
演出家の長谷基弘氏と一緒。熱あり。

橋本和加子嬢は久しぶりの参加。
(9/16本番の公演がありますねん)
http://busstrio.com/


滝沢佑果嬢はグアム焼けしてる。

いつも通る公園でどんぐりを手に乗せて遊ぶ。
今年は小ぶりだにゃ。
はしゃぐ女優陣。


ぞうきんがけしてから授業開始。

ペアになっておんぶして話しながら歩いて
どんどん上下の役割をチェンジ。
上の人は力をぬいて密着。
下の人は骨盤でしっかり支点をつくる。
うまくいっているペアは話が切れないし、
テンポよくて歌いながらダンスしてるみたい。

おんぶしてもブルブルして一歩も歩けなかった女子が
コツを掴んで、歩けるようになった。
よかったよかった。

授業開始時に書いた目標シートを再読して
達成できたこと、できなかったこと、
半年を経て得たことを発表。
それについて二人が質問。


人前で堂々と話せるようになった

自分の考えやアイディア、感想を言えるようになった

演じるときなどに笑ってごまかさなくなった

やっちゃえばできる!ことが分かった

ネガティブ思考からポジティブになってきた

すぐ行動できるようになった

以前よりも本を読むようになった

などなど。

半年前とはみんな、顔が違う。(眼の輝きキラ~ン)
長谷さんはひとりひとりに、変化を分かりやすく伝えている。
しびれます。

村上先生、和加子嬢、佑果嬢からもエールのことば。

おいらは一人芝居台本『大切なあなたへ』をみなにプレゼント。
みなが生まれてきたことにエールを送った。
そして「大人になったら一緒に呑もうね!」とにんまり。

みな、次の授業へと旅立っていった。
村上先生も長谷氏も和加子嬢も次の現場へ走る走る。

おいらと佑果嬢はゆっくりランチ&ロマンスカーで帰る。
景色が飛ぶ~。
いい雲が浮かんでる。。。
佑果嬢がグアム土産のドライフルーツをくれた。
ありがとう~。
彼女は『冬の穴』公演の演出助手を務めてくれる。
天然だけど、根っこがあるの。大型新人。


家でゴロリしてから松本賭至氏の事務所へ。
トマトのお裾分け少々。

チラシの細かいところを詰めてプリントアウト。
入稿、色稿の日時も決まった。
よかった~~~!

しばし雑談。
『冬の穴』の役名(苗字)を考えるため
手近にある雑誌をパラパラ。
賭至氏からもいろいろ苗字を出してもらう。


明日の午前中までもう一度
隅々まで誤字脱字チェックしなければ。

(以下、歌い上げて)
チラシィ~届けたい~~あなたの元へ~るるる~~

(宿題提出忘れてた女子高校生から感想文がメール届く 誤字発見)


ことばにならない音

9/12(日) はれ

二週間に一度、高知から野菜が届く。
感謝。。。
おいらの身体は高知の土、空、水でできている。


涼しくなるのを待って、サイダーを買いにゆく。
サイダーにさらにカボスを絞って入れたり。
柚子を入れたり。
しゅわしゅわ~~。


キャスティング決まった~!
個性豊かな俳優陣に囲まれました。
共にポかリン船を漕いでゆく大事な同志たち。
仔細はこちらからどうぞ。
http://www.pocarine.org/mt/archives/2010/09/17.html

今月中に台本書くぞ!


金沢に住む、大学時代の友人、木地雅映子嬢から
新刊&カステラ&お茶セットが届いた。
ありがとう~。

雅映子嬢は、大学卒業時に初めて書いた小説『氷の海のガレオン』
が群像で受賞、お蕎麦をごちそうしてもらったな。
ことばにならない音がことばになっていて
「これよ!ことばにしてくれてありがとう!」
って彼女に言ったことを覚えている。
(降りてくる音。。。)

子育てが一段落して、またどんどこ書き始めた。
学園シリーズの四冊目
『マイナークラブハウスの恋わずらい』ポプラ文庫で
ぴりかちゃん所属の演劇部の稽古シーンに
おいらの台本『ピン・ポン』が使用されてて
ていねいに返し稽古するところがいいのよ~。
これで演劇の面白さが世の中の人にもっと伝わる。
http://www.poplar.co.jp/korekara/bunko_ippan/005086.html


去年、作品のことで悩みに悩んで
江戸東京たてもの園をぶらついていたら雅映子嬢から電話が。
声を聴いているうちに、彼女の言霊とグルーヴに背中を押されて
元気になってしまったのを想い出した。

矢野顕子の唄で
「ど~んなに離れてい~ても~ 愛する~ことは~できる~」
ってフレーズも同時に想い出した。

どう生きるか、どう進むかは自分次第。
どんなに離れていても
誰かを想ったり、励ましたりすることはできる。

無駄な力をぬくと、隙間ができる。
そこに愛の唄が染み込んでくるのね。

おいらも言霊を届けたい~。
離れている大事な人たちに。
ここからも。
生活の中でも。
もちろん演劇公演でも。

無償の愛

9/11(土) はれ


猛暑日だけど、九月の単衣の着物を着る。
日傘は必須。。。
あちこちで神輿が出ている。
久しぶりにバスに乗ったら、神輿連中が車道をじりじり歩いている。
それについてゆくバス。
の~ど~か~。


俳優の佐藤拓道氏と台湾カフェへ。
前からいつかご一緒したいと思っていたお方。
輪郭がとろけるようなやわらかい存在感の奥に横たわる闇と狂気。
惹き付けられます。
しゃべるとほにゃら~んとやさしい。

ふと、韓国で最も信頼して共に仕事をしたジュニョン氏に
共通点が多いことに気づいた。

佐藤氏は結婚してお子さんが生まれて、この間一歳になったところ。
家族をつくって演劇が続けられるのって、家族の協力があってこそ。
佐藤氏もしっかり子育てや家事をサポートしてる。
楽しんで。
基盤があると、何倍もがんばれるのが佐藤氏の輝きで分かる。

今回、共に探求の日々を送れることが、うれしい。


さっちんのお友達とわいわい飲み。
社会人の方々とざっくばらんに話す機会はとっても新鮮。
全国各地のうまいラーメン情報や、
六大学野球、社会人野球の動向、イチローの安定性について、
無償の愛について
などなど。。。

和田氏は無償の愛を軽々と実践しているお方で
話せば話すほど感動&尊敬してしまった。
人生の節目節目を乗り越えたときにふっと降りてくる感覚、
「これか!!」
を積み重ねている。

小笠原嬢は、今日お試しで行った美顔エステの店で
先生に「夜寝る前にこれをやって下さい。」と言われたそうな。
何だと思う?

「親に感謝すること」

どんなエステじゃ!って笑いつつも
眠り(仮死)につく前に、命が宿る前に還ること
父と母が出逢って、この命が生まれ出たこと
無償の愛に見守られて育ったこと
に感謝するのって
自分の存在を肯定することにつながるなって納得した。

愛の形もいろいろ。
「これか!!」って気づくには時間の誤差が生じる。

『冬の穴』公演でも
「これか!!」が降りてくる瞬間を各所で創りたい。
う~~ん、いっぱい刺激受けた~。



みずみずしい人

9/10(金) はれ


毎日たっぷり寝ている。
いくつか夢を見た。
大学生のような心地で演劇のワークショップに参加している。

おいらは夏休み、たいてい地方のワークショップに参加する。
いつもは自分がワークショップをリードする側にいるけど
立場を逆転させると、いろいろ発見があっておもしろい。
肩書きを忘れて、子どものように飛び込んでゆく場が必要。

今年はそれができなかったので、夢で参加していた。
負荷をかけられた状態からそれを克服するエチュードを
抽象的に体現した。
舞踏に近い作品になった。

そのときの意識の仕方について。
しゃがんだ状態から立ち上がり歩くまでは重力を螺旋にほどいてゆく。
歩きながら未来への軌道に乗り、四次元まで行ける背中を保つ。
客席から見えなくなっても軌道を保ち
立ち止まってもイメージを持続する。

おいらの夢は感覚の実感が色濃く残る。
みんなはどうなのかしら?


祐子嬢から『釆女祭り』情報をいただいた。
9/23 仲秋の名月に、猿沢の池に舟が浮かぶそうな。。。
いつか行ってみたいな。
http://www.kasugano.com/kankou/autumn/uneme_matsuri.html


チラシ裏のコピー、二通りひねり出して
デザイナーの松本賭至氏に送った。
賭至氏の意見を聞きつつ、ブラッシュアップ。
抽象的ではなく、具体的な方を選んだ。

これで表も裏も決まった~!
あとは細かい詰めですわ~。


ENBUゼミ生の松香瑞葉嬢とマックで待ち合わせ。
六月にリーディング講座で四日間を共にして
名前通りの瑞々しさ
前向きな姿勢と度胸たっぷりの存在感に注目してた。
瑞葉嬢には秋の卒業公演終了後
『冬の穴』公演の演出助手を担ってもらう。
彼女にとっても刺激的な現場になるだろうし
おいらも彼女の可能性に期待している。


鈴虫が鳴いている。
秋がするすると近づいてきている。



エンジン始動

9/9(木) はれ

じわ~っと暑さが戻ってきた。

遅ればせながら、先月の高知滞在の写真を
ポかリン記憶舎ブログにアップしました。
覗いてみて下さいね。
http://pocarine.blog17.fc2.com/


チラシのコピー、いろいろ出した。
昔は一本釣りで降りてきたけど、今は大海を探りつつ網を張る方式。
何作かをデザイナーの松本賭至氏に送る。


チラシのコピーを考えていると
なぜかあの景色が見えてくる。

出雲の日御碕灯台から帰るバスの窓から
曲がりくねった海岸線を眺めていた。
下り坂をすべってゆくバスは
地上の感覚からどんどん離れていって
このままどこに飛んでいってしまうのか。
ただもう身を委ねてしまうだけでいい。

そのときの体感や意識の状態は今でも手にとるように想い出せる。
ことばにするとすれば
延々と続く綱の中の一部に自分が結われている
畏怖と安らぎが同居する流れの中にいる安心感。

覚醒してゆく意識が、深い処に落ちて
この足で歩き続けてゆくためのエンジンにつながる。


賭至氏から、コピーを入れたチラシがPDFファイルで届いた。
コピーの配置のセンスにしびれつつ
産み出したことばに自信を得た。
写真の絵とことばが絡んで彼方へと飛んでゆく。。。
いける!やった~~~!

エンジンがぐるぐる廻り始めた。

鍵穴に鍵が入って、スチャッと小気味よい音が響いた。
ノブを開けるのは自分。
そして、スタッフキャストと共に一歩踏み出す。

そして、あなたの鍵穴にスチャッと響く作品を創りたい。
ノブを回すのは、劇場を後にするあなたにゆだねます。






風に乗って

9/8(水) 強風 大雨 新月

朝からゴーゴーと雨が降り込んでくる。
台風がやってきた。
午後から熱帯低気圧になってほっ。

感劇市場で行うワークショップについてやりとり。


横なぐりの雨に対応したワンピース、長靴で国立能楽堂へ。
友人の小島祐子嬢が毎年二回、招待券をまわしてくれる。
祐子嬢はフリーの編集者で
知性と好奇心と動物的な勘のよさが同居する、煌めくお方。

四年前、高知の五台山・竹林寺で
プラベートなリーディング公演を行ったときも
ひょいっと観にきてくれたり。
ここぞ!というときに立ち会ってくれる大事な友。

年に二回しか逢わないけど、いつもたくさんの歓びをもらってる。
彼女も「言霊」を大事にしていて
負の連鎖を生むことばや、曖昧なことばは使わない。
面白いことはもちろん、しんどいことや、ややこしいことも
楽しんで立ち向かってゆく。
じぇんじぇん力んでない。
コロコロ笑う猫みたいに自由。

彼女の言霊は心地よくて
ずっと聞いていたい、一緒にいたいなってなるのです。


雨やんでよかった~。
神楽坂の中華料理店に入って。
ここは故牧浦氏と祐子嬢と三人で食事したお店。
風に乗って牧浦氏も遊びにきてくれてるかも。。。

狂言『鏡男』は、夫が京のみやげに鏡を買って妻に与えたら
妻が鏡に映った自分を他の女と思い、怒り爆発!というお話。

嫉妬や怒りを男性にぶつけるか?という話題で盛り上がる。
二人して「ちゃんと話せばいいのにね~」とまとまる。

能『釆女』(うねめ)は
天皇に飽きられた釆女が猿沢の池に身を投げた悲しい物語。

牧浦氏が「本物の闇を見るぞ」と
春日大社の御祭りに連れてってくれたことを想い出す。
祐子嬢と猿沢の池近くのホテルで同室になり
すっかり仲良くなったのよね。。。


神楽坂をぶらぶら。風が心地よい。。。
祐子嬢が赤城神社に連れてってくれた。
近代的なガラス張りの社殿。
護国寺の商店街の子育て地蔵にもあいさつ。
なんちゅーやさしいお顔。
見守るという「愛」を形にしたのがお地蔵様なのかも。。。

形の奥にあるものを想像するとじわ~っとくる。



みーさん情報

9/7(火) はれ


台風が日本海をなめるように進んでいる。

学習院女子大学の演劇フェスティバル「感劇市場」の
ポかリン公演担当者の藤井さんとやりとりをしている。
ワークショップのことやら。
チラシに載せる情報のことやら。

キャスティングはあとひとり決まれば終了!
じりじり。。。


京都の友人からメールが届いた。
庭に住み着いている野良猫、みーさんが
子どもを産んだとな。

おいらが六月に泊めてもらってたときは
三匹の子猫がそろそろ自力であちこち冒険したくなる頃で
貰い手を探してて。
くのいち講座で
「子猫もらってくれる人いませんか?」
と発すると
「ほしい!」
と手を挙げてくれた女性がいて
三匹一緒に貰われていった。
よかった~。

親猫みーさんは子どもたちを探してず~っと鳴いてたって。
しか~し、間もなく雄猫と遊ぶようになったとな。

みーさんはクールでなかなかの美人。
妊娠期間は二か月だから、ひとりになってすぐ妊娠したのね。
たくましいな~~。

子どもたちの行く末が明るいことを祈って。。。


女は海

9/6(月) はれ


チラシのコピーを考えながらゴロゴロしている。
チラシ写真を眺めつつ。。。
出てくることばは暗いものばかり。

自分がネクラなのは百も承知。
だから光に向かわずにはいられない。

サイダーを飲んだり。
アイスクリンを食べたり。
須賀敦子のエッセイを読んだり。。。

一塁打のコピーは出たけど。。。
ホームランはまだ。。。


気分転換に整骨院へ。
今日は患者さんがいっぱい。

春頃入ってきた新人の先生(紅一点)と初セッション。
うわお~~。大当たり~!

螺旋に続いてゆくひとつの波。。。
日当りのいい浅い海で、ゆれるワカメになったような心地よさ。
ジュディ・オングの唄「女は海~~」が脳内を巡る巡る。
触れる瞬間から螺旋なのよ~。

心の中でワカメ先生と呼ぶことにした。
う~ん、内側に太陽をもっている。。




命があってよかった

9/5(日) はれ

ツクツクボウシが鳴いている。
サビが終わる頃の締め方がすっとぼけていて愛しい。


午後、新内を聞きに神楽坂へ。
三味線の音色にきゅんきゅん。
メンバーの中島が『恋娘昔八丈-鈴が森-』を熱唱。
今後、力がぬけてくるのが楽しみ。


カフェで女優の笠井里美嬢としっぽり。
小さな身体からあふれるエナジー。
小鳥が囀るような、天翔る言霊。
話せば話すほど好きなる~。

里美嬢はくのいちへの道講座にも参加してくれたことがあって
ポかリン公演の出演を喜んで引き受けてくれた。
彼女には『冬の穴』公演で、未来を担う、大事な役をお願いする。

所属しているひょっとこ乱舞でも中心的な存在で
中島が次回出演するカムヰヤッセンの公演で共演中。
『やわらかいヒビ』
http://kamuyyassen.daa.jp/next.html

クロムモリブデンの板倉チヒロっくや奥田ワレタ嬢も出演。
話題の若手劇団、楽しみです。


里美嬢は最近、自転車のサドルをザックリ斬りつけられたそうな。

里美「誰がそんなことしたのか、腹立ちます~。
   はけ口が欲しいんでしょうけど~。」
みょ「ひどいねえ~。
   でも、人間を刺したんじゃなくて、よかったかも。」
里美「うわ~~。」
みょ「命があって、よかったよかった。」
里美「そうですね~。」

人と人のつながりを断たれた状態が続くと
悲しい事件が浮き上がってくる。

おいらはひとつひとつ、つないでゆく仕事をするぞ。
身のまわりから。
ここに記すことによって、まだ逢えないあなたにも。



どうしても失いたくないもの

9/4(土) はれ


最近何回か見る夢。
木の上に白装束の男の人たちがたくさんいて
(彼らは山伏と天狗が合わさったような崇高な存在)
そこを通るときは、あいさつする。
天の仕事をする人たち?


キェシロフスキ監督の映画『トリコロール/白の愛』を観た。
どうしても失いたくないものが何なのか。
「死」を覚悟すると見えてくるのかもしれない。
死にたがっている男の背景に大いに興味をそそられた。
妻の愛情を取り戻そうとする男の眼力の強さにも取り込まれた。


カフェで俳優の佐島由昭氏と向き合って話す。
広い店内を貸し切り状態。
テーブルもゆったりしてて、落ち着く~。

佐島氏は頼りがいと細やかさのバランスがうまくいってる
頼れるお方。
真面目さと笑ける隙が同居してるところも魅力的。
ワークショップにも何度か参加してくれていて
時が熟して、今回ご一緒できることになった。
楽しみ~~。

見えない川

9/3(金) はれ

逢って話す
ってとっても大事だなってつくづく思う。

全国を飛び回って人と人をつないでいた
故牧浦氏が
「一期一会」と度々口にしていた。

自分の命をどう使うか。
どこに拠点をおいて
どこに向かうのか。

世の中の流れ
人と人との出逢いやつながりで
支流が本流になってゆく。

見えない川も、じつは地下水脈でつながっていて
大きな流れへと続いている。

牧浦氏の命はおいらの中に流れている。
彼と魂を震わせた人々の中に流れている。

どこに向かって?



天と地をつなぐ

9/2(木) はれ

台風がソウル市内を直撃。
春、一緒に仕事した人たちの顔が浮かぶ。
心配だにゃ。。。


早起きして近所のカフェへ。
『冬の穴』公演のチラシ写真の打ち合わせ。
写真家の松本典子嬢、うさぎの撮影で日焼けしている。
グラフィックデザイナーの松本賭至氏、プールで日焼けしている。

松本典子 http://www.microcosmos.jp/
松本賭至 http://www.digitoshi.com/


2008『鳥のまなざし』、2009『垂る』のチラシを並べて
三部作の完結編になるよう、地続きで締まる図柄を模索。
典子さんが撮った海外写真のストックを見ながら会議。
それぞれ好きな絵を決めて
プレゼンしつつ今回の方向性を固めてゆく。

『冬の穴』の穴を天へ逃がすか、地へ引きずり込むか。。。
う~んう~~ん。。。
天に逃がすことにした。
そして、なんとなんと
選んだ絵は『鳥のまなざし』の最終候補だった。
構図の力が圧倒的。。。
今回最終候補に残った絵も
近い将来顕われることになるかもしれない。

新たに撮り降ろすことも想定していたけど
全員一致で決まってよかった~。
(去年は日下部のアップで、瞳を穴(窓)にしていた)
よっしゃ~~!

典子嬢の数々のストック写真に感謝。。。
(天と地をつなぐ、別次元をいつも予感させてくれる)

自分自身も作品のストックはあるけれど
それを立体化したいと思えなくなったのよね。。。
胸に手をあてて、何度も問うて、それでも形にしたいか。
発酵させてあった小さな塊を取り出す時期がいつなのか。

チラシのコピー考えねば。。。
ねばねば。。。


いい出逢いありますように

9/1(水) はれ

よ~く寝た。
ここ数日、かなりエネルギーを使っていたので
久しぶりにゴロゴロできる。

この暑さ、雨が降ってくれたら少しは収まるな。
植物たちも喜ぶだろう。。。

雨といえば。。。

2007年、高知県立美術館の中庭でパフォーマンスするときに
池の水が抜かれてて、そそそそそそんな!とびっくり。
水を入れてと頼んだら

「予算ないから、隣の浄水場から水を引けない。
 雨が降るよう祈って」

って。
うっそ~~~ん。
みんなで祈って、雨が降って、万歳!
しか~し、本番までに雨がやんでくれないとパフォーマンスできない。
やんで~~~。

初日の夕方から雨が止み、無事公演することができました。
よかった~~。


メンバーの中島から進み具合の確認電話入る。

○○役の若い女優探しに苦戦している。
いい出逢いがありますように。。。


使命

8/31(火) はれ

デパートの屋上で考え事をする。
今日は雀がいっぱい。
お母さんと子どももいっぱい。
背中を流れてゆく汗。。。


女優の坂本絢嬢とカフェでゆるゆると。
絢嬢とは、リーディングでご一緒することは数回あったけど
本公演でがっちり組むのは初めて。
『冬の穴』公演で、絢嬢には大変な役をお願いした。
彼女なら、それを体現してくれる。
控えめなのに土のように確かな存在感。
そして、水分がじわじわ滲み出てくる。
信頼できるお方。
楽しみ。。。

若者がよく使うぼやかしたことばについて話していたら
「深いところを見ようとしてないから。
 二十歳までの成長は、周りに影響されることが多いけど
 二十歳からの成長は本人の生き方や努力が顕著に出てくる。
 その差は、その後の人生に大きく出るよね。。。」
と絢嬢。
アラフォー同世代。
彼女の生き抜く力の強さを肌で感じた。


演出助手を頼んだ山田憲人君と隠れ家的カフェへ。
ビルの谷間に昭和の一軒家。
えらく気に入ってもらえてよかった。

大学生の彼は、いろいろな悩みを抱えて悶々としていたが
光に向かって立ち上がろうとしたところに
おいらからのオファーが来て、いいタイミングだった。
彼は昨年、親友を亡くしている。
おいらが演劇を続けている原動力になっている死者たちの話をした。
生きている人は、死者たちの命を背負って
未来につないでゆく使命がある。

昨年、生きる力が落ちていたときにさっちんが貸してくれた本
『サクリファイス』近藤史恵著
は、おいらを生の場に引き戻してくれた。魂を奮い立たせてくれた。
(今、日下部に貸してて、彼も震撼してくれた)
主人公の押しの弱い若者が、眼を開いて未来に羽ばたいてゆきますねん。
文庫も出てるから、読んでみてね。

自分の悩みなんて、大したことないねん。
ヒトのために、なりふり構わず走れるか?


『冬の穴』という作品に取り組むのは、おいらもしんどい作業。
でも、逃げずに、先送りにせずに、2010年を生き抜く心。
『鳥のまなざし』『垂る』『冬の穴』で三部作を終わらせるのだ。
来年、自分が何を形にしようとするのかは
今年が終わってみないと分からない。

まずは、作品を体現してくれる俳優を説得すること。
作品を支えてくれるスタッフや俳優たちに
今回のビジョンを明確に伝えること。

そして、観客と出逢って、一期一会の夜を共にする。
観客ひとりひとりの「生」にゆさぶりをかけたい。
ゆっさゆっさ~~。



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